preface
prefaceは、主に書き言葉としての序文と、話し言葉としての前置きをするという二つの側面を持ちます。本や論文の冒頭に置かれるprefaceは、著者がなぜその本を書いたのかという動機や、執筆の背景、謝辞などを述べるための導入部分を指します。これは、作品の内容そのものを解説するintroduction(導入部)とは異なり、より個人的な視点や執筆過程に焦点を当てたものであることが多いのが特徴です。
比喩的な表現として、本題に入る前にあえて特定の言葉を添えることで、相手の反応をコントロールしたり、衝撃を和らげたりする行為を指して前置きをするという意味で使われます。
文脈による使い分け
書き言葉としてのprefaceは名詞として使われ、物理的な本の構成要素を指します。一方で、会話におけるprefaceは動詞として使われることが多く、何かを切り出す前のクッション言葉のような役割を果たします。
序文としての例: The author uses the preface to thank his research assistants.(著者は序文を用いて、研究助手をねぎらっている。)
前置きとしての例: He prefaced his criticism with a compliment to soften the blow.(彼は衝撃を和らげるため、批判の前に褒め言葉を前置きした。)
類義語との違いprefaceと混同しやすい言葉にforewordがあります。prefaceは通常、その本の著者自身が書くものですが、forewordは著者以外の第三者(著名人や専門家など)が推薦文として書くものを指します。また、前述のintroductionは、作品の主題や構成など、内容に関する具体的な導入を指すため、prefaceよりも客観的で内容に密着したセクションとなります。
文法的な注意点
名詞として使う場合は可算名詞であり、特定の本の序文を指す際は定冠詞 the を伴うことが一般的です。動詞として使う場合は他動詞であり、preface A with B(Bを前置きしてAを言う/書く)という形での利用が非常に一般的です。
Countable when referring to the physical introductory section of a specific book or a specific introductory statement.
意味
本や演説の目的や由来を説明する導入部分
The author uses the preface to thank her research assistants.
著者は序文を用いて、研究助手をねぎらっている。
発言や行動の前に、準備としてのコメントを添える
He prefaced his criticism with a compliment to soften the blow.
彼は衝撃を和らげるため、批判の前に褒め言葉を前置きした。