prologue
物語や劇の冒頭に置かれる導入部分を指します。読者や観客に対して、物語の背景設定や登場人物の関係性、あるいは今後の展開を暗示する重要な情報を提示する役割を持ちます。
文脈による使い分け
文学作品においては、本編に入る前の序文や前書きとしての性質が強く、物語の世界観を構築するために使われます。一方で、演劇においては、俳優が舞台に登場して観客に直接語りかけるプロローグ(導入演説)という形式が多く見られます。
また、比喩的な表現として、後に起こる大きな出来事の前兆や序曲という意味で使われることがあります。例えば、小さな争いが大きな戦争の prologue になったというように、ある出来事が別の重大な事象への導入路であったことを示す際に有効です。
類義語との違い
preface や foreword も前書きと訳されますが、これらは主に著者自身の視点から、本を書いた目的や謝辞を述べる実用的な導入部を指します。対して prologue は、物語の一部として組み込まれた劇的な導入部であり、フィクションの世界観に属している点が異なります。
意味
文学作品や音楽作品の導入部分であり、不可欠な背景情報を提示したり、本編への舞台を整えたりするもの
"The novel begins with a haunting prologue that explains the family history."
その小説は、家族の歴史を説明する忘れがたい序文から始まる。
劇の冒頭で、筋書きを紹介したり観客に状況を説明したりするために行われる演説や挨拶
"The chorus delivered a brief prologue to explain the feud between the two houses."
合唱団は、二つの家系の不和を説明するために短いプロローグを披露した。
その後に起こるより重大な出来事の先駆けや導入となる出来事または行動
"The small skirmish was merely a prologue to the full scale war."
その小さな衝突は、全面的な戦争への前兆に過ぎなかった。