polygyny
polygynyは、人類学や社会学などの学術的な文脈で使われる専門用語です。一般的に一夫多妻制と訳されますが、これは広義の polygamy(複婚制)の一形態であり、特に男性が複数の妻を持つ形態に限定して指します。非常にフォーマルな響きを持つ言葉であり、日常会話よりも論文や歴史的な記述、法的な議論などで用いられる傾向があります。
polygamyとの概念的な違い
混同されやすい言葉に polygamy があります。polygamy は、一人の人間が同時に複数の配偶者を持つという包括的な概念を指します。一方で polygyny は、その中でも男性が複数の女性を妻とするという特定の形態のみを指すため、より限定的な意味を持ちます。対照的に、女性が複数の夫を持つ形態は polyandry(一妻多夫制)と呼ばれます。
日本語における注意点
日本語で一夫多妻と言う場合、多くは社会的な制度や習慣を指しますが、英語の polygyny は生物学的な文脈で動物の繁殖戦略(一匹のオスが複数のメスと交配する形態)を説明する際にも頻繁に使用されます。そのため、文脈に応じて社会制度としての制度なのか生物学的な特性なのかを判断することが重要です。例えば、動物行動学のレポートで polygyny という言葉が出てきた場合、それは文化的な習慣ではなく、種としての生存戦略を指していることになります。
意味
一人の男性が同時に複数の妻を持つ習慣
The anthropological study of the region revealed a long history of polygyny among the tribal leaders.
その地域の人類学的研究により、部族の指導者たちの間に一夫多妻制の長い歴史があったことが明らかになった。