irresponsibility
意味の核心とニュアンス
irresponsibility は、単に責任がないということではなく、本来果たすべき義務や役割があるにもかかわらず、それを意図的に無視したり、軽視したりする不誠実さや配慮の欠如という否定的なニュアンスを強く含みます。日本語の無責任に非常に近い概念ですが、文脈によって道徳的な欠陥を指す場合と、法的な能力の欠如を指す場合があります。
文脈による使い分け
日常的な文脈では、約束を破る、仕事を投げ出す、あるいは考えなしに行動するといった、個人の性格や態度の問題として使われます。一方で、法的な文脈では、精神疾患などの理由で自分の行動の結果を理解できず、法的に責任を問えない状態(責任能力の欠如)を指します。
性格的な無責任: His irresponsibility led to the failure of the project.(彼の無責任さがプロジェクトの失敗を招いた。)
法的な責任能力の欠如: The defendant was found to be in a state of irresponsibility due to mental illness.(被告人は精神疾患により、責任能力がない状態であると判断された。)
類義語との違い
negligence と混同されやすいですが、negligence は不注意や怠慢であり、やるべきことをうっかり忘れたり、注意を怠ったりしたという過失に重点が置かれます。対して irresponsibility は、義務感そのものが欠如しているという性質や状態に重点が置かれます。
意味
義務感に欠ける性質、または義務を果たす際に見られる信頼性の欠如
"His total irresponsibility led to the collapse of the family business."
彼の完全な無責任さが、家族経営の事業の崩壊を招いた。
自身の行動や決定に対して、法的または道徳的な責任を問われない状態
"The lawyer argued that the defendant's mental state resulted in complete legal irresponsibility."
弁護士は、被告人の精神状態により、その犯罪に対する法的な責任能力が完全に欠如していたと主張した。