cipher
cipherは主に暗号や暗号化するという意味で使われますが、文脈によってその役割が大きく異なります。現代ではコンピューターによるデータ保護などの技術的な文脈で頻繁に登場しますが、歴史的なスパイ活動や秘密の通信といった古典的な文脈でもよく使われる言葉です。
意味の使い分けと注意点
この単語には、物理的な暗号という名詞としての意味と、暗号化するという動詞としての意味があります。また、比喩的に取るに足らない人間を指す場合もありますが、これは現代の日常会話ではあまり一般的ではなく、文学的な表現や古い文章で見かけることが多い表現です。
暗号としての用法: 特定のルールに基づいて文字や数字を置き換え、第三者に内容を悟られないようにした形式を指します。codeと似ていますが、cipherはより数学的、あるいはアルゴリズム的な変換プロセスに重点を置く傾向があります。
人物としての用法: 社会的な影響力がなく、誰にとっても重要ではない人物を指します。この場合、ゼロ(無)という概念から転じて、価値のない人間というニュアンスになります。
混同しやすい表現と誤用
日本語で計算すると言うとき、単純な算術計算を指すことが多いですが、英語のcipherを動詞として使う場合、単なる足し算などの計算を指すことは現代では稀です。多くの場合、暗号化するという意味で使われます。もし単純な数学的計算を伝えたい場合は、calculateやcomputeを使うのが適切です。
❌ 計算する(算術): I am ciphering the math problem.(不自然です)
✅ 計算する(算術): I am calculating the math problem.
✅ 暗号化する: The message was ciphered to ensure secrecy.(メッセージは秘密を保持するために暗号化された)
文法的な補足
名詞として使う場合は可算名詞であり、特定の暗号方式を指すときは不定冠詞 a や定冠詞 the を伴います。動詞として使う場合は、規則動詞として活用します。
Countable when referring to a specific encryption method or a disregarded person. Uncountable when referring to the general act of calculating or the abstract concept of coding.
意味
秘密の、または偽装された書き方。コードのこと
The spy used a complex cipher to hide the message.
そのスパイはメッセージを隠すために複雑な暗号を使用した。
重要性のない人物や物。存在感のない人
In the grand scheme of the corporate hierarchy, he felt like a mere cipher.
企業の階層という大きな仕組みの中で、彼は自分が単なる取るに足らない人間に感じられた。
メッセージを秘密のコードに変換すること
She spent the evening ciphering her diary entries.
彼女は晩の間、日記の内容を暗号化して過ごした。
数学的な計算、特に足し算を行うこと
The school children were ciphering in their notebooks.
小学生たちがノートに計算をしていた。