decryption
decryptionは、暗号化されたデータを元の読み取り可能な形式に戻すプロセスである復号を指します。日本語では解読と訳されることが多いですが、技術的な文脈では、正当な鍵(キー)を用いて意図的にデータを元に戻す操作を指すため、復号という専門用語が最も適切です。
解読との使い分け
一般的に解読という言葉は、鍵を持っていない第三者が不正に暗号を破る(crack)というニュアンスを含んで使われることがあります。一方でdecryptionは、正当な権限を持つユーザーが、適切な鍵を用いてデータを復元する正規の手順を指す傾向が強いです。そのため、セキュリティ上の文脈では、意図的な復元か、不正な突破かによって言葉を使い分ける必要があります。
正当な復元: decryption(復号)
不正な突破: cracking(解読・突破)
混同しやすい概念
日本語のデコードというカタカナ語は、decoding(符号復号)を指します。decryptionとdecodingはどちらも元の形式に戻すという意味で似ていますが、その目的が異なります。
decryption:機密保持のために意図的に隠された情報を、鍵を使って元に戻すこと。
decoding:データ伝送などの効率化のために特定の形式に変換された符号を、元の形式に戻すこと(ここには機密保持の意図はありません)。
例えば、単なる文字コードの変換はdecodingであり、パスワードで保護されたファイルのロックを解除して中身を見ることはdecryptionに該当します。
意味
鍵やアルゴリズムを用いて、暗号化されたデータを元の読み取り可能な形式に戻すプロセス
The decryption of the intercepted message took several hours of computing power.
傍受されたメッセージの復号には、数時間に及ぶ計算能力が必要だった。