biosecurity
biosecurityは、生物学的な脅威から環境や人間、動物を保護するための包括的な概念です。文脈によって、国境検疫のような外部からの侵入を防ぐ視点と、研究所内での内部からの流出を防ぐ視点の二つの側面を持ち合わせています。
環境保護と公衆衛生の視点
農業や環境保護の文脈では、外来種や病原菌が特定の地域に侵入することを防ぐための措置を指します。例えば、空港や港湾での検疫手続きや、家畜の移動制限などがこれに当たります。ここでは、生態系の破壊や農業被害を最小限に抑えることが主目的となります。
施設管理と安全保障の視点
一方で、バイオテクノロジーや医学研究の文脈では、危険な病原体や遺伝子組み換え生物が意図的に盗まれたり、不注意で外部に漏れたりすることを防ぐ管理体制を指します。これはbiosafety(バイオセーフティ)と混同されやすいですが、biosafetyが事故による曝露を防ぐ安全策であるのに対し、biosecurityは悪意ある利用や盗難を防ぐセキュリティ策というニュアンスが強いのが特徴です。
意味
植物、動物、人間への感染症、汚染された害虫、外来種、およびその他の生物学的危険物の伝播リスクを軽減するために設計された一連の予防措置のこと
The government implemented strict biosecurity protocols at the border to prevent the entry of foot-and-mouth disease.
政府は口蹄疫の侵入を防ぐため、国境で厳格なバイオセキュリティプロトコルを実施した。
特に研究所や産業現場において、病原体や遺伝データなどの生物学的材料が盗難、悪用、または誤って放出されるのを防ぐこと
Enhanced biosecurity measures are essential in high-containment labs to prevent the leakage of engineered viruses.
遺伝子組み換えウイルスの漏出を防ぐため、高封じ込めラボでは強化されたバイオセキュリティ対策が不可欠である。