complete
/kəmˈpliːt/
completeは、単に終わるということではなく、欠けているものがなくなり、全体として完璧な状態になるというニュアンスを強く持っています。日本語では完了するや完全なと訳されますが、文脈によって不足分を埋めて完成させるのか、一切の妥協なく完璧であるのかという方向性が異なります。
意味の使い分けと注意点
この単語は、形容詞として完全な状態を示す場合と、動詞として完了させる動作を示す場合があります。特に形容詞として使う場合、fullやtotalに近い意味を持ちますが、completeは構成要素がすべて揃っているという完結性に重点が置かれます。
完全な状態: a complete set(完全なセット)のように、必要な部品がすべて揃っている状態を指します。
絶対的な程度: a complete surprise(完全なる衝撃)のように、程度が最大限であること、あるいは完全にその状態にあることを強調します。
補完の動作: complement(補完する)と混同されやすいですが、completeは足りない部分を付け加えて完成させるという意味で使われます。
日本語の誤用への注意
日本語でコンプリートするというカタカナ英語が使われることがありますが、これは主にゲームや収集品などの全種類を揃えるという限定的な文脈で使われます。英語のcompleteはより広範であり、書類の記入を終えることや、人生の目標を達成することなど、あらゆる完了や完結に適用されます。また、単に時間が経過して終わるのではなく、意図的に最後までやり遂げるという能動的なニュアンスが含まれます。
❌ I completed the movie.(映画を最後まで見たという意味で使うのは不自然です。この場合は finished を使います)
✅ I completed the application form.(申請書を完了させる:必要な項目をすべて記入して完成させた)
類義語との概念的な違いfinishとcompleteはどちらも終わらせると訳されますが、英語では明確に区別されます。finishは単に活動の終点に達することを指しますが、completeは必要な条件をすべて満たして完成させるという達成感や充足感を伴います。
finish a race:競争を走り終える(単にゴールに到達すること)
complete a course:課程を完了させる(必要な単位や課題をすべてクリアして修了すること)
意味
例文
The collection is now complete after the final acquisition.
最後の収集品を得て、そのコレクションは今や完全なものとなった。
コロケーション・複合語
complete set
必要な品物がすべて揃った収集品
収集家はついに初版切手の完全なセットを手に入れた。
complete silence
全く音がしない静寂の状態
出演者が舞台に上がると、群衆に完全な静寂が訪れた。
complete failure
絶対的な、あるいは完全な失敗
計画不足により、その計画は完全なる失敗に終わった。
complete the task
特定の仕事を終わらせること
チームがその任務を完了させるのに三週間かかった。
complete the process
一連の動作を終わらせること
手続きを完了させるために、書類に署名しなければならない。
イディオム・ことわざ
a complete disaster
完全に失敗した、あるいは混乱した状況
嵐が襲ったとき、屋外での結婚式は完全なる惨事となった。
complete a circuit
電流が流れるように電気回路を閉じること
その開閉器は、回路を完了させて明かりを点灯させるように設計されている。