suspense
suspenseは、単なる不安や心配ではなく、次に何が起こるか分からないという不確実性がもたらす、心地よい興奮と張り詰めた緊張感が混ざり合った心理状態を指します。特に物語や映画などのエンターテインメントにおいて、結末を意図的に遅らせることで観客の関心を最大限に引きつける手法を指すことが多い言葉です。
日本語ではサスペンスとして定着していますが、英語のsuspenseはジャンル名だけでなく、ハラハラドキドキする状態という感情そのものを表現する際にも頻繁に使われます。
類義語との使い分けsuspenseは、期待感や好奇心が伴う心地よい緊張感であるのに対し、tensionはよりストレスフルで、対立や衝突が起きそうな張り詰めた空気感を強調します。また、anxietyは純粋に不快な不安や心配を指し、suspenseのような娯楽的な興奮は含まれません。suspenseは結末がどうなるか気になって仕方がない状態(例:映画のクライマックス直前)に用いられます。一方でtensionは険悪なムードや、精神的に追い詰められた状態(例:激しい議論の最中)に適しています。またanxietyは将来への不安や、悪いことが起きるのではないかという恐れ(例:試験の結果を待つ不安)を表現します。
よく使われる表現と注意点
特に頻出する表現に keep someone in suspense があります。これは(結果などを教えずに)人をじらして、緊張感のある状態にさせておくという意味です。相手をわざと待たせて期待感を高める際に使われます。
誤用例:I am in anxiety about the result. (結果について不安でたまらない。※純粋な心配を伝えたい場合)
正用例:Don't keep me in suspense! Tell me the news now! (じらさないで!早くニュースを教えて!)
文法的には不可算名詞として扱われることが一般的であり、特定の状況における緊張感を指す場合でも、通常は冠詞をつけずに使用します。
意味
何が起こるか分からないことに対する、興奮や不安が混じった不確実な状態
The crowd waited in suspense for the final results of the election.
群衆は選挙の最終結果を緊張した面持ちで待っていた。
結末を不透明にすることで、観客の関心を引きつけ続ける物語や映画の特性
The director is a master of building suspense in his psychological thrillers.
その監督は、心理スリラー作品において緊張感を高める演出の達人だ。