resiliency
resiliencyは、物理的な性質と精神的な能力という二つの異なる文脈で使われます。物理的な文脈では、ゴムのように力が加わっても元の形に戻る弾力性を指します。一方で、人間や組織、社会などの文脈では、大きなストレスや逆境、災害などの困難に直面しても、折れることなくしなやかに立ち直る回復力を意味します。
日本語ではどちらも弾力性や回復力と訳されますが、英語では特に心理学や社会学の分野において、単なる回復(recovery)ではなく、困難を乗り越えてさらに成長するような強靭さを強調する際に好んで使われる言葉です。
類義語との使い分けresiliencyは、似た意味を持つ resilience とほぼ同じ意味で使われますが、resilience の方がより一般的で頻繁に使用される傾向にあります。また、他の類義語との違いは以下の通りです。
flexibility: これは柔軟性を意味し、状況に合わせて形や考え方を変える能力を指します。対して resiliency は、変形したりダメージを受けたりした後に元の状態に戻るあるいは立ち直るという復元力に焦点があります。
durability: これは耐久性を意味し、そもそも壊れないことや、長期間耐えられることを指します。一方で resiliency は、一度ダメージを受けた後にどう回復するかというプロセスを重視します。
注意すべき表現と用法
この単語を精神的な文脈で使う場合、単に強いということではなく、しなやかさを含んだ強さを表現します。例えば、硬い棒は強い力がかかるとポキッと折れてしまいますが、resiliency を持つものは柳の枝のようにしなり、その後すぐに元の位置に戻ります。
❌ He has a strong heart. (彼は心が強い。:単に精神的にタフであることを指す)
✅ He showed great resiliency after the failure. (彼は失敗の後、素晴らしい回復力を見せた。:挫折から立ち直ったプロセスを強調する)
文法的には不可算名詞として扱われることが一般的です。
意味
困難な状況から素早く立ち直る能力。または精神的な強さ
The community showed remarkable resiliency in the aftermath of the devastating flood.
壊滅的な洪水の後、地域社会は驚くべき回復力を見せた。
物質や物体が元の形状に戻ろうとする能力
The resiliency of the rubber padding prevents the equipment from sustaining damage during transport.
ゴム製パッドの弾力性により、輸送中に装置が損傷するのを防いでいる。