pulp
/pʌlp/
pulpは、もともと柔らかく湿った、形のない物質という核心的な意味を持っており、それが文脈によって果肉や紙の原料など異なる日本語に訳し分けられます。日本語では、果物の文脈では果肉、製紙の文脈ではパルプと呼びますが、英語ではどちらも同じpulpという単語で表現されます。
意味の使い分けとニュアンス
この単語は、物理的に潰されてどろどろになった状態を指します。そのため、料理や飲料の文脈では、果物を潰して作ったピューレや、ジュースの中に残っている果肉を指します。一方で、工業的な文脈では、木材などを化学的に分解して繊維状にしたパルプ状にするプロセスや、その原料自体を指します。
また、比喩的な表現として、非常に安価な粗悪な紙に印刷された大衆小説をpulp fiction(パルプ雑誌)と呼びます。これは、もともと安価なパルプ紙に印刷されていたことに由来しており、低俗な 使い捨てのというニュアンスが含まれています。
注意すべき誤用と表現
日本語でパルプと言うと、主に製紙原料のことを指しますが、英語のpulpをそのままパルプと訳すと、文脈によっては不自然になります。例えば、オレンジジュースの中にあるものをパルプと呼ぶのではなく、果肉と訳すのが適切です。
❌ I like the pulp in my orange juice. (オレンジジュースの中のパルプが好きだ)
正しい表現: I like the pulp in my orange juice. (オレンジジュースの中の果肉が好きだ)
また、crush(押し潰す)と似ていますが、pulpを動詞として使う場合は、単に潰すだけでなく、原型を留めないほどどろどろに潰すという強いニュアンスになります。
文法的な特徴
名詞として使われる場合、物質としてのパルプやピューレを指すときは不可算名詞(数えられない名詞)として扱われます。ただし、パルプ雑誌のように特定の出版物を指す場合は可算名詞として扱われます。
Uncountable when referring to the substance or mass (some pulp in the juice). Countable when referring to specific types or instances of the mass (different pulps used in papermaking).
意味
柔らかく湿った、形のない物質の塊
The fruit was crushed into a thick pulp.
果物は潰されて、どろどろのピューレ状になった。
植物の茎の中心にある柔らかい部分、または果実の肉厚な部分
The orange juice contained bits of pulp.
そのオレンジジュースには果肉が入っていた。
安価な紙に印刷され、急いで書かれた低俗な商業小説
He spent his weekends reading old detective pulp magazines.
彼は週末を古い推理小説のパルプ雑誌を読んで過ごした。
何かを潰したり挽いたりして、柔らかく形のない塊にすること
The machine pulps the recycled paper to make new sheets.
その機械は再生紙をパルプ状にして、新しい紙を作る。
押し潰されて、どろどろの状態になること
Under the weight of the fallen tree, the berries simply pulped.
倒れた木の重みで、ベリーはただ潰れてしまった。