pictograph
pictographは、文脈によって古代の文字を指す場合と現代の図記号を指す場合の二つの側面を持ちます。基本的には視覚的なイメージで意味を伝える仕組みを指しますが、歴史的な文脈では言語の起源としての文字体系を、現代的な文脈では言語の壁を越えて情報を伝えるデザインを指します。
象形文字とピクトグラムの使い分け
歴史や考古学の文脈でpictographが使われる場合は、日本語では象形文字と訳すのが適切です。これは、ある物体をそのまま描いた絵が文字として機能し始めた初期の段階を指します。一方で、駅の案内板やトイレの標識など、現代社会で共通認識として使われる図記号を指す場合はピクトグラムと呼びます。
象形文字としての例:古代エジプトの壁画に刻まれた鳥や目の記号
ピクトグラムとしての例:非常口を示す緑色の走る人のマーク
類義語との概念的な違いideograph(表意文字)との違いに注意が必要です。pictographが見たままの物体を描くのに対し、ideographは概念やアイデアを抽象的に表現します。例えば、太陽の絵が単に太陽という物体を指せばそれはpictographですが、それが昼や光という概念を表すようになればideographとしての性質を持ちます。
また、日本語でピクトグラムというカタカナ語が定着しているため、現代的な文脈ではそのまま使用されますが、学術的な文章で古代文字について述べる際にピクトグラムと訳すと、現代のデザイン的な図記号と混同される恐れがあるため、必ず象形文字という言葉を選択してください。
意味
特に古代の文字体系において、単語やフレーズを表すために用いられた絵や記号
The archaeologist identified a pictograph of a deer on the cave wall.
考古学者は洞窟の壁に描かれた鹿の象形文字を特定した。
言葉を使わずに特定の意味や指示を伝えるために、現代のコミュニケーションで用いられる図記号
The airport signage uses a pictograph of a suitcase to indicate the baggage claim area.
空港の案内標識では、手荷物受取所を示すためにスーツケースのピクトグラムが使われている。