outgroup
outgroupは、社会心理学や社会学において、自分が属している集団(ingroup)とは異なる、外部の集団を指す専門的な用語です。単に外側にいる人々という意味ではなく、心理的な境界線が引かれており、しばしば自分たち対彼らという対立構造や、差別、偏見といったネガティブな感情が伴う文脈で使用されます。
内集団との対比と心理的メカニズム
この言葉を理解する鍵は、ingroup(内集団)との対比にあります。人間は本能的に自分の属するグループに好意を持ち、それ以外のoutgroupに対しては、ステレオタイプを当てはめたり、過小評価したりする傾向があります。例えば、スポーツのライバルチームや、異なる政治的信条を持つグループなどがこれに該当します。このような心理的メカニズムは、集団内の結束力を高める一方で、外集団への排斥や偏見を生む原因となります。
使用上の注意点と文脈
日常会話で外部の人と言う場合は outsider や stranger が一般的ですが、outgroup はより分析的で学術的な響きを持ちます。そのため、社会的な構造や集団心理について論じる論文やレポート、専門的な議論の中で使われることがほとんどです。
正しい用法:社会的な分断について分析し、outgroupへの偏見がどのように形成されるかを考察する。
不自然な用法:パーティーにoutgroupの人が来たので挨拶をした。(この場合は outsider や someone I didn't know などが適切です。)
意味
支配的な集団や基準となる集団とは異なり、切り離されていると見なされる人々のグループで、しばしば排除や偏見を受けること
The study examined how members of the outgroup were perceived by the dominant social circle.
その研究では、支配的な社交圏によって外集団のメンバーがどのように認識されていたかを調査した。