molality
質量モル濃度
名詞
molality(質量モル濃度)は、溶媒の質量を基準にして溶質の量を表す濃度単位です。溶液全体の体積ではなく、溶媒の質量に基づいているため、温度や圧力の変化によって体積が変動しても、この値は変化しません。そのため、精密な化学実験や熱力学的な計算において非常に信頼性の高い指標となります。
molarityとの決定的な違い
最も混同しやすいのが molarity(モル濃度)です。molarity は溶液全体の体積(リットル)あたりのモル数を表しますが、液体は温度によって膨張または収縮するため、温度が変わると濃度値も変動してしまいます。一方で molality は溶媒の質量(キログラム)を基準とするため、温度の影響を受けません。例えば、沸点上昇や凝固点降下といった、温度変化を伴う現象を解析する際には必ず molality が使用されます。
実用上の注意点
計算時に注意すべき点は、分母に溶液の質量ではなく溶媒の質量を用いることです。溶液全体の質量から溶質の質量を差し引いて溶媒の質量を算出する必要があります。また、単位表記では molarity の M(大文字)に対し、molality は m(小文字)で表記されることが一般的です。
意味
名詞質量モル濃度
溶媒1キログラムあたりの溶質のモル数で表される溶液の濃度であること
The molality of the aqueous solution was calculated to be 0.5 mol/kg.
その水溶液の質量モル濃度は0.5モル毎キログラムであると算出された。