duplicitous
duplicitousは、単に嘘をつくということではなく、相手によって言うことを変えたり、表向きの顔と裏の顔を使い分けたりして、意図的に人を欺く二枚舌の不誠実な態度を指します。信頼を裏切るという強い否定的なニュアンスが含まれており、特に政治的な駆け引きや、人間関係における計算高い裏切りなどの文脈で使われることが多い言葉です。
類義語との使い分けdishonestが不正直なという広範な意味で使われるのに対し、duplicitousは二面性に焦点が当たっています。例えば、単に事実を隠すことは dishonest ですが、Aさんにはこう言い、Bさんには正反対のことを言って両方を操ろうとする行為は duplicitous と表現されます。
また、deceitfulも似ていますが、こちらは人を騙そうとする性質全般を指します。一方で duplicitous は、具体的に二つの異なる顔(態度)を使い分けるという戦略的な欺瞞のニュアンスがより強くなります。
注意すべき表現と誤用
日本語で二面性があると言う場合、必ずしも悪意があるとは限りません(例:仕事中は厳しいが家では優しいなど)。しかし、英語の duplicitous は常に道徳的に非難されるべき不誠実さや悪意を伴います。そのため、単に性格にギャップがある人を表現する際に使うと、相手を激しく侮辱することになるため注意してください。
❌ 性格にギャップがある(肯定的な意味で)人を duplicitous と呼ぶ
✅ 相手によって言うことを変えて人を操ろうとする人を duplicitous と呼ぶ
文法的な特徴
この単語は形容詞であり、主に名詞を修飾するか、be動詞などの後に置いて主語の状態を説明します。名詞形は duplicity(二枚舌、不誠実)となります。
意味
真の意図を隠すために、通常は異なる人々に対して異なる態度を取るなど、言動が不誠実である様子
The politician was accused of being duplicitous for promising different policies to different voting blocs.
その政治家は、異なる有権者層にそれぞれ別の政策を約束したため、二枚舌であると非難された。