casualty
casualtyは、事故や戦争などの悲劇的な出来事によって発生した死傷者を指す言葉です。日本語では死者と負傷者を分けて数えることが多いですが、英語のcasualtyはこれらをひとまとめにした概念であり、一人ひとりの個別の状態よりも、出来事の結果として生じた被害者の総数に焦点を当てる傾向があります。
また、物理的な被害だけでなく、比喩的に犠牲という意味でも使われます。ある決定や社会的な変化によって、不当に不利益を被ったり、消滅させられたりした人や組織を指す際に非常に有効な表現です。
意味の使い分けと注意点
この単語を死者という意味だけで捉えると、文脈によっては誤解を招くことがあります。例えば、ニュースで ten casualties と報じられた場合、それは必ずしも10人が死亡したことを意味せず、死者と負傷者を合わせた合計が10人である可能性が高いです。純粋に死亡した人数のみを指したい場合は fatalities や deaths を使用します。
ten casualties (死者と負傷者を合わせた合計が10人である可能性があり、死者のみと決めつけるのは危険です)
ten fatalities (10人の死者)
比喩的な表現としての犠牲
ビジネスや政治の文脈では、効率化や構造改革などの結果として、職を失った人や廃業に追い込まれた店などを casualty と表現します。これは単なる損失ではなく、避けられない大きな流れの中で犠牲になったというニュアンスを含みます。
The small shops were the main casualties of the new shopping mall. (新しいショッピングモールの出現により、小規模な書店が主な犠牲となった。)
文法的な特徴casualtyは可算名詞であるため、複数の死傷者や犠牲者を指す場合は必ず複数形の casualties となります。また、形容詞的に死傷者の出ると言いたい場合は casualty rate (死傷率)のように名詞を修飾する形で使われます。
Countable when referring to individual victims of an accident or specific entities destroyed by a trend.
意味
戦争や事故で死亡または負傷した人
The highway collision resulted in three casualties.
高速道路での衝突事故により、3名の死傷者が出た。
出来事や決定によってひどい影響を受けた人や物
Small bookstores were the main casualties of the rise of e-commerce.
電子商取引の台頭により、小規模な書店が主な犠牲となった。