fatality
fatalityは、主に死や運命という二つの異なる文脈で使用されます。日本語ではどちらも致命的や運命という言葉で表現されることがありますが、英語では文脈によって明確に使い分けられます。
死者としての用法
事故や災害、戦争などの不慮の出来事によって亡くなった人を指します。単なる death よりも、外的な要因による死者数や死亡事例という統計的なニュアンスで使われることが多いのが特徴です。例えば、ニュース報道などで死者〇名と報告する際に頻繁に用いられます。
❌ There were three deaths in the crash.(間違いではありませんが、統計的な報告としては不自然です)
✅ There were three fatalities in the crash.(事故による死者が3名出た、という客観的な報告になります)
宿命としての用法
避けられない運命や、あらかじめ決定されている不可避な性質を指します。この意味では、個人の力ではどうすることもできない絶望的な状況や、悲劇的な結末への必然性を強調します。
注意すべき混同
形容詞形の fatal は致命的なや死に至るという意味で広く使われますが、名詞の fatality を致命的な欠陥のような意味で使うことはできません。また、日本語のファタリティという言葉が格闘ゲームなどの特殊な文脈で使われることがありますが、一般的な英語の fatality はあくまで死者または宿命を意味することを覚えておいてください。
意味
事故、暴力、または病気によって引き起こされた死亡事例
"The car crash resulted in a single fatality."
その自動車事故により、一人の死者が出た。
運命によってあらかじめ決定されている、あるいは避けられない性質
"The tragedy of the play lies in the fatality of the protagonist's choices."
その劇の悲劇性は、主人公の選択が宿命的である点にある。