biased
biased は、客観的な視点を欠き、特定の方向へ気持ちや判断が傾いている状態を指します。日本語では偏ったや偏見のあると訳されますが、単に好みが分かれるということではなく、不当な先入観や不公平な判断が含まれているという否定的なニュアンスが強い言葉です。
意味上の使い分けと注意点
この単語は、個人の心理的な偏見と、データや統計上の偏りという二つの異なる文脈で使用されます。
心理的な偏見: 特定の人種、性別、宗教、あるいは特定の個人に対して、根拠なく否定的な感情や不公平な判断を持つ場合に使用します。例えば、a biased judge(偏った裁判官)と言う場合、その人物が公平に裁く能力を欠いていることを批判的に表現しています。
統計的な偏り: 調査方法やサンプルの選び方が不適切で、結果が真の値からずれている状態を指します。例えば、若者だけにアンケートを取って全世代の意見だとするのは biased sampling(偏ったサンプリング)となります。
類義語との違いprejudiced と非常に似ていますが、prejudiced はより感情的で、根深い差別意識や強い嫌悪感を伴う傾向があります。一方で biased は、感情的な面だけでなく、論理的な誤りや統計的な不備による偏りも含めた、より幅広い状況で使われます。
❌ I am biased towards chocolate.(チョコレートが好きだという意味で使うのは不自然です。この場合は I prefer chocolate. や I have a weakness for chocolate. を使います)
✅ The news report was biased.(そのニュース報道は偏っていた。=特定の政治的立場に寄っていた)
文法的なポイント
多くの場合、biased against(〜に対して偏見がある/不利な判断をする)または biased toward/towards(〜に肩入れしている/有利な判断をする)という形で前置詞と共に使われます。
意味
誰かや何かに対して不公平な偏見を持っており、しばしば問題の客観的な検討を妨げている様子
The judge was accused of being biased against the defendant.
その裁判官は、被告に対して偏見を持っていると非難された。
結果を一貫して真の値から逸脱させる系統的な誤差がある状態
The survey results were biased because the sample group was not representative of the general population.
サンプル集団が一般人口を代表していなかったため、調査結果に偏りがあった。