cost
/ˈkɑst/
コスト
費用, コスト「cost」は「費用がかかる」という金銭的な意味だけでなく、「犠牲を伴う」といった非金銭的な損失を表す際にも使われる動詞・名詞です。特に動詞としては、「〜を失う」という結果を暗示する点が特徴的ですね。単に値段が高いことを示すだけでなく、その「代償」に焦点を当てることで、より深い意味合いを表現できます。
意味
費用、コスト、代価
費用がかかる
例文
The new eco-friendly initiatives will inevitably cost the company a significant amount in the short term, but are expected to yield long-term benefits.
新しい環境配慮型施策は、短期的には会社にかなりの費用がかかるだろうが、長期的には利益を生むと期待されている。
His ambition to reach the top position eventually cost him his family life and close friendships.
トップの座を目指すという彼の野望は、最終的に彼から家庭生活と親しい友人関係を奪った。
Learning a new language well costs a lot of dedication and consistent practice.
新しい言語を習得するには、多大な献身と継続的な練習が必要だ。
よくある誤用
「cost」自体に明確な誤用は少ないですが、似た意味の「price」や「fee」との使い分けで迷うことがあります。「cost」は「費用」や「原価」という広範な概念を指し、動詞としても使われますが、「price」は「商品やサービスの販売価格」を指すのが一般的です。「fee」は「専門サービスへの報酬」や「入場料」といった特定の料金を指します。例えば、「The cost of living is rising.」(生活費が上がっている)とは言いますが、「The price of living is rising.」とはあまり言いません。このように、文脈によって使い分けることが重要です。
文化的背景
「cost」は、単なる金銭的な費用だけでなく、倫理的、社会的な「代償」を表現する際にも頻繁に用いられます。例えば、"What's the true cost of fast fashion?"(ファストファッションの本当の代償とは何か?)という表現では、環境破壊や労働問題といった見えにくい犠牲を問いかけています。このように、英語圏では、目に見える費用だけでなく、その背後にある見えない負担や犠牲、持続可能性といった観点から物事を語る際に「cost」が重要な役割を果たすことがあります。
関連語
リーディング
「cost」が教えてくれる、見えない「代償」の深さ 皆さんは「cost」という単語を聞いて、まず何を思い浮かべますか?多くの方が「費用」や「値段」といった金銭的な意味を思い浮かべるのではないでしょうか。「This car costs a lot.」(この車は高い。)のように使いますよね。もちろん、それは正しい使われ方の一つです。 しかし、「cost」の持つ意味は、単なるお金の話に留まりません。英語では、金銭的な費用だけでなく、時間、労力、精神的な負担、さらには命といった「犠牲」や「代償」をも表現する、非常に奥深い単語なのです。例えば、「His mistake cost him his job.」(彼のミスが原因で彼は職を失った。)という文では、お金ではなく「職」という大切なものを失ったことを表しています。また、「The decision cost her many sleepless nights.」(その決断のせいで、彼女は多くの眠れない夜を過ごした。)のように、精神的な負担を指すこともあります。 この単語の語源をたどると、ラテン語の「constare」(一緒に立つ、しっかりと立つ、費用がかかる)に行き着きます。何かを「しっかりと保つ」ためには、それなりの「費用」や「努力」が必要になる、というニュアンスが感じられますね。現代社会では、地球温暖化や社会格差など、目に見えない「真のコスト(true cost)」について語られることが増えています。「The true cost of convenience」(便利さの真の代償)といった表現は、私たちが享受する便利さの裏に隠された環境問題や倫理的な問題を問いかけています。 「cost」は、私たちに「何を得るためには、何を差し出さなければならないのか」という問いを常に投げかけてくる単語だと言えるでしょう。次にこの単語に出会った時は、単なる金銭的な側面だけでなく、その背後にある「見えない代償」にも目を向けてみてはいかがでしょうか。きっと、言葉の持つ奥行きを再発見できるはずです。
語源
「cost」は、古フランス語の「coster」(代償を払う、値が張る)に由来し、これはさらにラテン語の「constare」(〜の費用がかかる、一緒に立つ、しっかりと立つ)に遡ります。元々は「(ある一定の)状態を保つ」という意味合いから、「(状態を保つために)費用がかかる」という意味へと発展しました。現代では、金銭的な費用だけでなく、時間や労力、あるいは命といった犠牲を伴うあらゆる「代償」を表すようになりました。