discrete
discreteは、全体が連続しているのではなく、個々の要素が互いに切り離され、明確に区別できる状態を指します。数学やコンピューターサイエンスの分野では、連続的な値(実数など)に対して、整数のように飛び飛びの値を持つ状態を指して離散的なと訳されます。
日本語では個別のや分離したと訳されることが多いですが、単にバラバラであることではなく、境界線がはっきりしており、一つひとつが独立した単位として定義できるというニュアンスが重要です。
混同しやすい単語との違い
最も注意すべきは、発音がほぼ同じであるdiscreetとの使い分けです。綴りが異なるため見分けがつきますが、意味は全く異なります。
discrete: 個々に分離しており、明確に区別できる状態(離散的な)
discreet: 慎重な、控えめな、他人に気づかれないように配慮した
例えば、慎重に振る舞うと言いたい時にdiscreteを使うと、自分をバラバラの断片にするという不自然な意味になってしまいます。また、日本語のディスクリート(回路)というカタカナ語は、このdiscreteから来ており、個別の部品を組み合わせて構成することを指します。
実用的な使い分けと例continuous(連続的な)という言葉の対義語として使われることが一般的です。
連続的な状態: continuous data(連続データ。例:温度や時間のように途切れなく変化するもの)
離散的な状態: discrete data(離散データ。例:人数や回数のように、1、2、3と個別に数えられるもの)
また、物理的な物体が独立して存在している場合にも使われます。
❌ discreet units(慎重な単位:意味が通りません)
✅ discrete units(個別の単位:一つひとつが独立した単位であること)