slice
/slaɪs/
sliceは、主に薄く平らな形に切り出すという物理的な動作や、その結果得られた一切れの状態を指します。日本語では文脈に応じて薄切りにする 一切れ 分け前などと訳し分けられますが、共通しているのは全体から一部を切り離すという概念です。
意味の広がりと使い分け
物理的な切り出し以外にも、比喩的な表現やスポーツ用語として使われます。比喩的な表現では、利益や権利などの抽象的なものを分割して受け取る分け前という意味で用いられます。また、ゴルフやテニスなどの球技では、ボールに回転をかけて意図的に(あるいは不意に)曲げるスライスという現象を指します。
さらに、物理的な移動において、船や車などが空気や水を切り裂くように速く滑らかに進む様子を表現する際にも slice が使われます。これは、鋭い刃物で切るように抵抗を排除して進むイメージです。
類義語との違いcut と slice はどちらも切ると訳されますが、ニュアンスが異なります。cut は単に切断することを指す広範な言葉ですが、slice は特に薄く、平らに切るという形状へのこだわりが含まれます。
❌ slice the paper(紙を薄切りにするのは不自然なため、cut the paper を使用します)
✅ slice the bread(パンを薄く切り分けるため、slice が最適です)
また、piece も一切れと訳されますが、piece は形を問わない断片であるのに対し、slice は必ず薄い層状の形をしている必要があります。
文法的な注意点
名詞として使う場合は可算名詞であるため、単数形では a slice of のように表現し、複数形では slices of となります。動詞として使う場合は、目的語に切り出す対象(パンやチーズなど)を置きます。
意味
ゴルフやテニスにおいて、右利きの選手が打ったボールが右側に鋭く曲がるショット
ナイフを使って、何かを薄く平らな破片に切る
例文
The golfer struggled with a consistent slice during the tournament.
そのゴルフ選手は、大会中ずっと安定したスライスに苦しんでいた。
句動詞
slice off
大きな塊から薄い一片を切り出す
彼女は冷えたバターを薄く切り出した。
slice through
何かを切り裂く、または媒体の中を素早く移動する
鋭い刃が生地を軽々と切り裂いた。
slice away
切ることによって一部を取り除く
外科医は損傷した組織を慎重に切り出した。
イディオム・ことわざ
a slice of the pie
金銭や権力の総量における分け前
会社が株式公開されると、誰もがその分け前を欲しがった。
slice through the noise
雑音や妨げがある中でも、はっきりと聞き取られるか注目されること
新しい宣伝活動は、競合他社の喧騒を切り裂いて注目を集めることに成功した。
語源
古フランス語の eslyce に由来しており、それはさらに一切れや切り出された破片を意味する俗ラテン語の slicia から来ています。
14世紀に中期英語に入りました。当初は特に食べ物を薄く切る行為を指していましたが、次第にその結果として得られた破片自体を指すようになり、その後、スポーツの専門用語へと発展しました。