stoic
感情の抑制と忍耐stoic は、苦痛や困難に直面しても、感情を表に出さず、不平を言わずに耐える様子を指します。単に我慢強いということではなく、理性を優先させ、運命や避けられない状況を静かに受け入れるという精神的な強さや、ある種の諦念を含んだニュアンスがあります。
日本語のストイックというカタカナ語は、主に自分に厳しく、禁欲的に努力するという意味で使われますが、英語の stoic は(外部からの衝撃や苦しみに対して)動じない、冷静であるという、受動的な忍耐や精神的な平静さに重点が置かれています。そのため、トレーニングに励む様子よりも、悲劇的な状況で平静を保っている様子などに使われることが多い言葉です。
類義語との違い
patient:単に時間がかかることや不便な状況に耐える忍耐強さを指します。一方 stoic は、より哲学的な覚悟を持って、感情を完全にコントロールして耐えるという強いニュアンスがあります。
indifferent:興味がない、あるいは無関心であるため感情が動かない状態です。対して stoic は、内面では痛みや悲しみを感じていても、あえてそれを表に出さないという意志的な制御を意味します。
文脈による使い分け
❌ 誤用例:He is very stoic about his gym routine.(ジムのルーティンにストイックだ)
→ この場合は disciplined(規律正しい)などが適切です。
✅ 正用例:She remained stoic despite the devastating news.(壊滅的な知らせを受けたにもかかわらず、彼女は冷静さを保っていた)
文法的な特徴
形容詞として冷静な 禁欲的なという意味で使われるほか、名詞として禁欲主義者や、古代ギリシャの哲学であるストア派の信奉者を指します。
意味
感情を表したり不平を言ったりせずに、痛みや困難に耐える様子
He remained stoic throughout the long trial.
彼は長い裁判の間、ずっとストイックなままでいた。
感情を表したり不平を言ったりせずに、痛みや困難に耐えることができる人
She was a true stoic, facing every tragedy with quiet dignity.
彼女は真の禁欲主義者であり、あらゆる悲劇に静かな尊厳を持って立ち向かった。
キティウムのゼノンによって創設された古代ギリシャの哲学派であるストア派の信奉者
The stoic believed that virtue is the only true good and that emotions should be mastered by reason.
そのストア派の人物は、徳こそが唯一の真の善であり、感情は理性によって制御されるべきだと信じていた。