quantifier
quantifierは、文脈によって数量詞、量化子、数量限定詞という異なる専門用語として訳されます。日常的な言語学の文脈では、someやmany、allのように、名詞の量や数を指定する単語を指します。一方で、数学や論理学の文脈では、特定の条件を満たす個体の範囲を指定する記号(全称量化子 $\forall$ や存在量化子 $\exists$ など)を指すため、非常に厳密な定義が用いられます。
意味上の使い分けと注意点
日本語では、これらの概念をすべて量に関する言葉としてひとまとめにしがちですが、英語ではその機能によって明確に区別されます。特に、単なる数(number)ではなく、量(quantity)や範囲(scope)を限定するというニュアンスが重要です。
many や few:数えられる名詞(可算名詞)の数量を限定します。
much や little:数えられない名詞(不可算名詞)の量を限定します。
このように、対象となる名詞の性質によって使い分ける必要があります。また、all や every のように、集合全体を指すのか、個々の要素を指すのかという範囲の概念も quantifier の重要な側面です。
混同しやすい表現との違いquantifier は、単に数字を挙げる cardinal number(基数:one, two, three...)とは異なります。数字は具体的な数値を指定しますが、quantifier はいくつかやほとんどのといった、相対的または概括的な数量を示します。
❌ Three books(これは基数による指定であり、厳密な意味での quantifier ではありません)
✅ Some books(これが quantifier による数量の限定です)
また、論理学における quantifier は、述語論理においてどの程度の範囲でその命題が真であるかを決定する演算子として機能するため、言語学的な数量限定詞よりも数学的な操作としての意味合いが強くなります。
意味
名詞の前に置かれ、その名詞の量や数量を示す単語または句
I have some apples in the basket.
かごの中にりんごがいくつかあります。
論理学において、ある述語を満たす議論領域内の個体の数量を指定する記号または演算子
The universal quantifier is represented by the symbol for all.
全称量化子は、すべてのものを表す記号で表現される。
言語学において、すべて、いくつか、多くのなど、名詞の数量を表現する限定詞
The word many serves as a quantifier in this sentence.
この文では、多くのという単語が数量限定詞として機能している。