plectoneme
plectonemeは、主に分子生物学や生物物理学の文脈で使用される専門用語です。DNAのような二重らせん構造が、さらにねじれを加えることで自分自身に巻き付き、絡み合った状態を指します。この構造は、DNAの超らせん状態における物理的な緊張を視覚化・定量化する際に非常に重要な概念となります。
超らせん構造との関係supercoiling(超らせん)という広範な概念の中で、特に二本のらせん軸が互いに巻き付いて形成される具体的な形態がplectonemeです。例えば、ゴム紐を何度もねじると、自然に結び目のような形に巻き付く現象に似ています。この状態になると、DNA分子はよりコンパクトに折り畳まれますが、同時に強い物理的なストレス(ねじれ緊張)がかかった状態になります。
生物学的機能と制御
細胞内では、このplectonemeによる緊張が強すぎると、DNAの複製や転写といった重要なプロセスが妨げられます。そのため、topoisomerase(トポイソメラーゼ)という酵素が、DNA鎖を切断して再結合させることで、この絡まりを解消し、適切な緊張状態に維持しています。研究においては、この構造の形成や解消のメカニズムを解析することで、遺伝子発現の制御機構を理解する手がかりとしています。
意味
二本のらせん状の鎖が互いに絡み合って形成される構造で、通常は二重らせんがそれ自身に巻き付いたDNAの超らせん状態を指すこと
The enzyme topoisomerase is essential for relieving the tension created by the formation of a plectoneme in the DNA strand.
トポイソメラーゼという酵素は、DNA鎖にプレクトネームが形成されることで生じる緊張を緩和させるために不可欠である。