frantic
frantic は、単に急いでいるということではなく、強い不安、恐怖、あるいは絶望感によって、精神的に追い詰められ、パニックに近い状態で行動している様子を表します。日本語では、状況に応じて取り乱したや必死のと訳されますが、その根底にあるのは制御不能な焦燥感です。
例えば、大切なものを失くしてパニックになり、あちこちを走り回って探している状態や、締め切り直前に絶望的な気持ちで猛烈に作業している状態などがこれに当たります。単なる効率的な急ぎ方ではなく、余裕がなく、なりふり構わず行動しているというニュアンスが含まれます。
類義語との使い分けfrantic は desperate や hurried と似ていますが、感情の激しさと行動の乱れに重点が置かれます。
hurried: 単に時間がなくて急いでいる状態を指し、必ずしもパニックになっているわけではありません。
desperate: 絶望的な状況でどうにかして現状を変えたいという強い欲求や切迫感を指します。frantic よりも静かな絶望感を含む場合もありますが、frantic はより外向的な取り乱した動きを伴います。
注意すべき表現と誤用
日本語の必死には、前向きな努力(例:必死に勉強する)にも使われますが、frantic を使う場合は、そこに余裕のなさや混乱が伴っている必要があります。目標に向かって冷静に努力している場合には determined や hard-working を使うのが適切です。
❌ He was frantic to pass the exam.(試験に合格しようと前向きに努力していた場合は不自然です)
✅ He was frantic when he realized he had forgotten his exam permit.(受験票を忘れたことに気づき、取り乱した状態)
文法的には、形容詞として主語の状態を説明するほか、副詞的に frantically として必死に 取り乱してという意味で動詞を修飾します。
意味
極度の感情や不安、恐怖に突き動かされ、激しい、あるいは制御不能な行動をとる様子
He became frantic when he realized he had lost his passport.
彼はパスポートを失くしたことに気づき、取り乱した。
時間の不足や極度の圧力により、急いでいたり、絶望的であったり、あるいは無計画な方法で行われる様子
The mother made a frantic attempt to catch the toddler before he reached the street.
母親は、幼児が通りに出る前に捕まえようと必死に試みた。