fatalism
fatalismは、人生で起こる出来事はすべてあらかじめ決定されており、個人の努力や意志では変えることができないという信念や考え方を指します。日本語では宿命論と訳されます。この言葉は、単に運命を信じることではなく、どうせ結果は決まっているのだから、抗うことは無意味であるという諦念や受動的な態度が含まれることが多いのが特徴です。
類義語との使い分けfatalismは、determinismと混同されやすいですが、ニュアンスが異なります。determinismは、原因と結果の因果関係によって出来事が決まるという哲学的な理論や科学的な視点に重点を置きます。一方でfatalismは、より感情的、あるいは宗教的な避けられない運命への服従や諦めという心理的な側面に重点が置かれます。fatalismは運命だから仕方ないという諦めの感情が強く、determinismはある原因があるからこの結果になるという論理的な必然性を重視します。
注意すべき表現と文脈
この言葉を日常会話で使う際は、ポジティブな意味での運命的な出会いなどを指すのではなく、むしろ絶望感や無力感、あるいは過度な受動性を批判する文脈で使われることが一般的です。例えば、困難な状況に対して努力を放棄し、どうせ無理だと考える態度を a sense of fatalism と表現します。
運命の赤い糸を信じるようなロマンチックな文脈で fatalism を使うのは不自然です。避けられない悲劇を前にして、なすすべなく受け入れる様子を表現する際に適しています。
意味
すべての出来事はあらかじめ決定されており、避けられないため、結果を変えようとする人間の努力は無意味であるという信念
His deep sense of fatalism led him to accept the tragedy without attempting to fight it.
彼の強い宿命論的な考えが、抗おうとすることなく悲劇を受け入れさせた。