diplomatic
言葉選びの機微と対人スキルdiplomatic は、単に礼儀正しいということではなく、相手の気分を害したり対立を招いたりしないよう、非常に慎重に、かつ戦略的に言葉を選んで接する様子を指します。日本語の機転の利いたや巧みなに近いニュアンスですが、特に摩擦を避けるための配慮という側面が強い言葉です。
例えば、相手の意見に反対する場合でも、直接的に否定せず、相手の面目を保ちながら自分の意向を伝える能力がある人を diplomatic と表現します。対照的に、率直すぎて相手を怒らせてしまう人は undiplomatic や blunt と呼ばれます。
❌ 相手に正直に言う(単なる正直さ):honest
✅ 相手を傷つけないよう配慮して伝える(機転の利いた伝え方):diplomatic
公的な外交関係における意味
もう一つの重要な意味として、国家間の公式な関係や、大使館などの外交機関に関する外交上のという意味があります。この文脈では、個人の性格やスキルではなく、政治的な制度や手続きとしての外交を指します。
外交上の特権:diplomatic immunity
外交上のルート:diplomatic channels
日本語のカタカナ語との違い
日本語でディプロマシー(外交)という言葉が使われる場合、主に国家間の政治的な駆け引きを指すことが多いですが、英語の diplomatic は日常会話において対人関係における処世術や角を立てないやり方という意味で非常に頻繁に使われます。ビジネスシーンなどで彼はとても diplomatic だと言った場合、それは政治家のような振る舞いをしているという意味ではなく、人間関係を円滑に扱う能力が高いことを褒めている表現になります。
意味
相手の感情を害さないよう、慎重かつ巧みに接する様子
He gave a diplomatic answer to the awkward question.
彼はその気まずい質問に対して、機転の利いた答えを返した。
国家間の公式な関係に関する様子
The two countries are currently in diplomatic negotiations.
二国間は現在、外交上の交渉を行っている。