multiplier
数学や計算の文脈では、ある数に掛け合わせて値を増やすための数、つまり乗数を指します。単純な掛け算の係数から、複雑な数式における変数まで幅広く使われます。
経済学における概念
経済学の分野では multiplier effect(乗数効果)として非常に重要な概念になります。これは、ある初期投資や政府支出が、連鎖的な消費を誘発することで、最終的に元の投資額よりも大きな所得増加を経済全体にもたらす仕組みを指します。日本語でも乗数効果という専門用語として定着しています。
技術的な装置としての意味
工学や電気分野では、物理的に出力を増幅させる装置を指します。例えば、電圧を上げる voltage multiplier(倍電圧器)や、回転力(トルク)を高める torque multiplier(トルク増幅器)などが挙げられます。これらは単なる数値ではなく、物理的な増幅装置としての役割を持つため、文脈に応じて増幅器や倍増器と訳し分ける必要があります。
意味
別の数に掛け合わせる数または量
"The multiplier in this equation is five."
この方程式の乗数は5である。
電気信号の電圧や電力を増幅させる装置または回路
"The gear system acts as a torque multiplier for the engine."
技術者は電源を安定させるために倍電圧器を設置した。
特定の経済活動が経済全体に与える影響を増大させる要因または変数
"The government hopes that the infrastructure project will create a significant fiscal multiplier."
政府はインフラプロジェクトが高い財政乗数効果を持つことを期待している。
入力に対して出力軸のトルクや速度を増加させるギアボックスなどの機械装置
トルク増幅器により、車両は停止状態からより素早く加速できる。