midrash
ミドラシュ
名詞
複数形: midrashim
midrashは、単なる聖書の翻訳や要約ではなく、テキストの行間に隠された意味を掘り起こす能動的な解釈プロセスを指します。ユダヤ教の伝統において、聖書の記述が簡潔すぎる場合や、矛盾があるように見える箇所を補完し、現代の生活に適用可能な教訓や法的な指針を導き出すために用いられます。
解釈手法と文学作品の区別
この言葉は、二つの異なる側面を持っています。一つは、聖書を深く読み解くという行為や手法としての側面です。もう一つは、そのプロセスを通じて書き出された物語や注釈集という具体的な文学作品としての側面です。文脈に応じて、解釈というプロセスを指しているのか、あるいはその結果として生まれたテキストを指しているのかを判断する必要があります。
exegesisとの違い
学術的な文脈では、exegesis(聖書解釈学)という言葉と対比されることがあります。exegesisが主に言語学的、歴史的な分析を用いて著者の本来の意図を明らかにしようとする客観的なアプローチであるのに対し、midrashはより創造的で想像力豊かなアプローチを取ります。midrashは、物語を拡張したり、新しい視点を導入したりすることで、テキストに新たな精神的・倫理的な意味を付与することに重点を置いています。