indeterminacy
indeterminacyは、ある事柄が明確に決まっていないことや、予測不能な状態にあることを指します。単に分からないということではなく、本質的に決定不能であることや、定義が曖昧であることを強調する硬い表現です。日常会話よりも、哲学、法学、数学、あるいは物理学などの学術的な文脈で頻繁に用いられます。
概念的なニュアンスと使い分け
この単語は、uncertainty(不確実性)と似ていますが、ニュアンスが異なります。uncertaintyは知識の不足や自信のなさによる不確かさを指すことが多いのに対し、indeterminacyはシステムや構造自体が決定されていないという客観的な状態を指します。
uncertainty: 明日の天気がどうなるか不確実だのように、結果が予測できない不安感や不透明感を含む場合に使われます。
indeterminacy: 法律の文言に不確定性があるため、解釈が分かれるのように、定義そのものが定まっていない状態を指す場合に使われます。
専門分野における特有の意味
特に量子力学の分野では、ハイゼンベルクの不確定性原理(Heisenberg's uncertainty principle)に関連して、粒子の位置と運動量を同時に正確に測定できないという物理的な限界を指す重要な用語として使われます。この文脈では、単なる不確かさではなく、自然界に組み込まれた根本的な制限という意味合いが含まれます。
また、法的な文脈では、契約書や法律の条項が曖昧で、具体的な適用範囲が確定していない状態を指して用いられます。
文法的な注意点indeterminacyは不可算名詞として扱われるのが一般的です。特定の状況における不確定性を指す場合でも、通常は冠詞をつけずに抽象名詞として使用されます。
意味
不確実であること、未決定であること、または正確に定義されていない状態や性質
The indeterminacy of the outcome kept the investors anxious.
結果の不確定性が投資家を不安にさせた。
量子力学において、粒子の特定の物理的特性のペアを同時に知ることができる精度に存在する固有の制限
Heisenberg's principle of indeterminacy revolutionized modern physics.
ハイゼンベルクの不確定性原理は現代物理学に革命をもたらした。