grifter
grifterは、単に法律を破って金を盗む泥棒とは異なり、相手の信頼を勝ち取り、巧妙な嘘や心理的な操作を用いて金銭をだまし取る人物を指します。日本語では詐欺師と訳されますが、特に小手先のテクニックや口八丁で人を操るというニュアンスが強く、組織的な大規模犯罪よりも、個人の機転や演技力による詐欺的な振る舞いに焦点が当てられます。
類義語との使い分けscammerやcon artistと非常に近い意味を持ちますが、文脈によって使い分けられます。
scammer: 現代的な文脈でよく使われ、特にインターネット上のフィッシング詐欺や電話詐欺など、不特定多数を狙った手口に多く用いられます。
con artist: confidence artistの略であり、相手に深い信頼(confidence)を抱かせ、時間をかけて計画的にだます芸術的な手口を持つ人物という、より洗練されたイメージがあります。
grifter: より日常的で、小規模な嘘を積み重ねて利益を得る人物や、社会の隙間を縫って生きるペテン師のような、少し俗っぽい響きが含まれます。
注意すべき表現と誤用
日本語で詐欺と言う場合、法的な犯罪としての側面が強調されますが、英語のgrifterは、必ずしも裁判にかけられるような重大犯罪だけでなく、道徳的にグレーな領域で他人をうまく利用して得をする人物に対しても皮肉を込めて使われることがあります。
❌ He is a grifter. (単に銀行強盗をした人を指して使うのは不適切です)
✅ He is a grifter. (偽の投資話を持ちかけて小銭をだまし取る人物に使うのが適切です)
文法的には可算名詞であるため、一人の人物を指す場合は a grifter となり、複数形は grifters となります。
意味
欺瞞や信頼を悪用した手口、あるいは小規模な詐欺を用いて他人をだます人物
The con artist was a seasoned grifter who could convince anyone to invest in his fake gold mine.
その詐欺師は、誰にでも自分の偽の金鉱山に投資させることのできる熟練の詐欺師だった。