fallible
人間は誰しも完璧ではなく、間違いを犯したり、誤った判断をしたりする可能性があるという性質を表現する言葉です。単に間違ったという結果を指すのではなく、間違いを犯しうるという潜在的な可能性や、人間としての不完全さに焦点を当てた概念的な表現です。
意味上のニュアンスと使い分け
この言葉は、しばしば謙虚さや寛容さを示す文脈で使われます。例えば、誰かのミスを許す際に人間だから間違えることもあるというニュアンスで用いられたり、専門家であっても絶対的な正解を保証できないことを認める際に使われたりします。
似た意味を持つ imperfect と比較すると、imperfect は外見的な欠陥や不完全な状態全般を指しますが、fallible は特に判断の誤りや記憶の不確かさなど、認知的な間違いを犯す可能性に特化しています。
❌ fallible を欠陥がある製品などの物理的な不完全さに使うことは不自然です。
✅ fallible は人間の記憶や人間の判断力など、精神的なプロセスに適用します。
注意すべき表現と誤用
日本語では間違いやすいと訳されることが多いですが、英語の fallible は(誰であっても)間違いを犯す可能性があるという普遍的な性質を指します。そのため、特定の人が単に不注意でミスが多いことを指して使うのではなく、人間という存在の限界を述べる際に使うのが一般的です。
適切な例: All humans are fallible. (人間は誰しも間違いを犯しうるものである。)
不適切な例: He is so fallible that he forgets everything. (彼はとても間違いやすいので、すべて忘れてしまう。→ この場合は forgetful や careless が適切です。)
文法的な特徴
形容詞として機能し、主に主格補語(be動詞の後など)として使われます。また、名詞形である fallibility(間違いを犯しうる性質)も頻繁に用いられ、人間の不完全さという哲学的な議論や心理学的な文脈で登場します。
意味
間違いを犯したり、誤った判断をしたりする可能性がある状態
Even the most experienced scientists are fallible and can overlook critical details.
最も経験豊富な科学者であっても、間違いを犯す可能性があり、重要な詳細を見落とすことがある。