embolism
embolismは、血流に乗って運ばれた異物(血栓、気泡、脂肪滴など)が血管を塞ぐという医学的な現象を指します。日本語では塞栓症と訳されます。単に血栓がその場で形成されて血管を塞ぐ thrombosis(血栓症)とは異なり、embolismはどこか別の場所から流れてきたものが、別の場所で詰まるという移動のプロセスが含まれている点が重要な違いです。
混同しやすい用語との違い
日本語では thrombosis も embolism も血栓や詰まることとして混同されがちですが、英語では明確に区別されます。
thrombosis: 血管壁に血栓が形成され、その場所で血流を妨げる状態。
embolism: 形成された血栓や気泡などが血流に乗り、遠くの血管に到達してそこで詰まる状態。
例えば、足の静脈でできた血栓が血流に乗って肺に到達し、肺動脈を塞ぐ場合は pulmonary embolism(肺塞栓症)と呼ばれます。
実用的な表現と注意点
この単語は専門的な医学用語であるため、日常会話で使われることは稀ですが、医療ドラマや診断書、健康上のリスクに関する説明などで頻出します。一般的に血管が詰まったと言いたい場合は blocked artery や blood clot といったより平易な表現が使われますが、病名として正確に記述する場合は embolism が用いられます。
❌ I have an embolism in my leg.(足に血栓があるだけなら thrombosis や blood clot が適切です)
✅ The patient suffered a pulmonary embolism.(血栓が肺に移動して詰まったため、embolism が適切です)
意味
血栓、気泡、または脂肪滴などの塞栓物が血流に乗って体の別の部位から運ばれ、血管を突然的に塞ぐこと
The patient suffered a pulmonary embolism after a long flight.
その患者は長時間の飛行後に肺塞栓症を患った。