discriminate
discriminate は、大きく分けて違いを認識するという中立的な意味と、不当に扱うという否定的な意味の二つの側面を持っています。日本語ではどちらも区別するや差別すると訳されますが、文脈によってニュアンスが大きく異なるため注意が必要です。
意味の使い分けとニュアンス
まず、知覚や判断に基づいて見分ける 識別するという意味で使われる場合です。これは能力やスキルの文脈で使われ、肯定的な意味合いを持つことが多いです。例えば、質の高いものと低いものを正しく見極める能力を指します。
discriminate between A and B(AとBを見分ける)
一方で、人種や性別などの属性に基づいて不当に扱うという意味で使われる場合、これは強い否定的な意味を持つ差別となります。この意味で使われる際は、多くの場合 discriminate against という形をとり、誰が不利益を被っているかを明示します。
discriminate against minorities(少数派を差別する)
注意すべき表現の組み合わせ
特に注意したいのが、前置詞による意味の変化です。between を伴う場合は識別・区別という中立的な意味になりますが、against を伴う場合はほぼ間違いなく差別という意味になります。この使い分けを誤ると、単に違いを見分けると言いたい場面で誰かを差別しているという非常に深刻な意味に受け取られてしまう可能性があります。
また、日本語の差別は単に区別することを指す場合もありますが、英語の discriminate against は常に道徳的・法的に問題のある不当な扱いを指します。
意味
二つ以上の人や物の間の違いを認識したり知覚したりすること
"A trained ear can discriminate between the different notes of a flute and a clarinet."
その赤ちゃんは今、親たちの声を識別することができる。
人種、性別、年齢、宗教などの特性に基づいて、個人や集団を不当に扱うこと
"The law prohibits employers from discriminating against applicants based on their age."
宗教的信条に基づいて従業員を差別することは違法である。
特定の基準や感覚を用いて、ある物を別の物から区別すること
"It is often difficult for beginners to discriminate between the various species of local birds."
訓練された味覚があれば、安いワインとヴィンテージワインを簡単に見分けることができる。