cornice
建築やインテリアデザインの文脈では、壁や天井の接合部にある装飾的な縁取りを指します。特に室内装飾で使われる場合はcornice(コーニス)と呼び、空間に豪華さや気品を与える役割を果たします。一方で、建物の外装において雨水の浸入を防ぐための突き出した縁を指す場合は、建築用語のcornice(蛇腹)として訳されます。
自然環境、特に雪山などの文脈では、風によって運ばれた雪が稜線から外側に張り出した状態を指し、cornice(雪庇)と呼ばれます。これは登山において非常に危険な箇所であり、踏み抜くリスクがあるため、文脈によって装飾か構造か自然現象かを明確に区別することが重要です。
文脈による使い分けの注意点
日本語では、同じ英語の cornice でも、場所によって全く異なる言葉が割り当てられています。例えば、ホテルの豪華な内装について話している時に蛇腹や雪庇という言葉を使うと意味が通じません。同様に、登山のガイドブックでコーニスと表記されていれば、それは装飾ではなく、崩落の危険がある雪の張り出しを指しています。
内装の装飾: ornate cornice(華やかなコーニス)
外壁の構造: stone cornice(石造りの蛇腹)
山の雪の状態: snow cornice(雪庇)
類義語との違いmolding と混同されやすいですが、molding はより広義な型取りした装飾材全般を指します。対して cornice は、特に上部や縁に位置する特定の形状のモールディングを指すため、より限定的な範囲で使用されます。
意味
壁やドア枠、窓の上部を飾る装飾的なモールディングで、多くの場合、表面から外側に突き出しているもの
The ornate plaster cornice added a touch of elegance to the ceiling of the ballroom.
華やかな漆喰のコーニスが、舞踏会のホールの天井に気品を添えていた。
建物の外壁の最上部にある突き出した縁で、雨水が正面に流れるのを防ぐように設計されていることが多い
The classical architecture of the museum is characterized by a heavy stone cornice.
その美術館の古典的な建築様式は、重厚な石造りの蛇腹によって特徴づけられている。
山の斜面や崖から突き出した狭い岩棚で、多くの場合、張り出した雪で構成されているもの
The climber carefully avoided the unstable snow cornice as he ascended the ridge.
登山者は稜線を登る際、不安定な雪庇を慎重に避けた。