carcass
死骸としての意味とニュアンス
carcass は、主に動物の死体を指しますが、単なる死骸というよりも、内臓や皮を取り除いた後の肉体や、自然界で朽ち果てていく骸というニュアンスが強い言葉です。特に食肉業界では、屠殺されて内臓などが取り除かれた状態の肉体を指します。
日常会話で人間に対して使うことはまずありません。人間の場合には corpse や body を使用します。もし人間に carcass を使うと、人間を単なる肉の塊として扱う非常に冷酷で非人間的な響きになります。
構造物としての比喩的表現
物理的な死体以外に、建物や家具、車両などの骨組みや躯体を指して使われることがあります。これは、外装や仕上げ材が剥がれ落ち、内部の構造だけがむき出しになっている様子が、皮を剥がれた死骸に似ていることから来ています。
❌ The carcass of the man(人間の死体には不適切)
✅ The carcass of a deer(鹿の死骸)
✅ The rusted carcass of an old car(錆びついた古い車の車体・骨組み)
文法的な注意点
可算名詞として扱われます。単数形では a carcass、複数形では carcasses となります。
意味
動物の死体。特に食料として屠殺されたものや、自然界で死んでいる状態のもの
"The vultures circled the carcass of the dead zebra."
ハゲタカが死んだシマウマの死骸の周りを旋回していた。
車両、家具、または建物の構造的な枠組みで、外装や内部設備を取り除いた状態のもの
"The carpenter built the kitchen cabinet carcass before adding the doors."
大工は扉を取り付ける前に、キッチンキャビネットの骨組みを組み立てた。