友達に、最高の、人生観が変わるようなミームを送ったばかりだとします。
メッセージの吹き出しが表示されます。あなたはただ send a meme(ミームを送る)しただけではありません。sent your friend a meme(友達にミームを送った)のです。
このちょっとした語順の変化は、単なる文法の話じゃないんです。これは英語というOSの核となる部分。つまり、「与える」ことのコード、思いやりの表現なんです。
教科書では、このパターンをSVOO(主語-動詞-目的語-目的語)と呼びます。馬も眠ってしまうくらい、つまらない名前ですよね。
そんな名前は忘れましょう。これは「受け渡し」のパターンだと考えてみてください。まるで短い三幕劇のようです。誰かが何かを持っていて、行動を起こし、そして今、別の誰かがそれを持っている、という流れです。
構造はいつも同じです。行為者、行動、受け取る人、物。
My roommate made me coffee.
ルームメイトが私にコーヒーを入れてくれました。
The app showed me a terrifyingly specific ad.
そのアプリは、私に恐ろしく的を射た広告を表示しました。
Can you pass me the salt?
塩を取ってくれませんか?
Can you pass the salt to me?
塩を私に取ってくれませんか?
人間優先のプロトコル
「受け渡し」パターン(give me the book)は、単なる語順の選択肢の一つではありません。これは英語における、社会的に好まれる「お作法」なんです。英語の核となる価値観を明らかにしています。それは、可能な限り「物」よりも「人」を優先する、というものです。I sent my friend a meme(友達にミームを送った)という構造は、文字通り「友達」を動詞の行動により近づけています。ミームは、その結果に過ぎません。
このパターンを崩して I sent a meme to my friend(友達にミームを送った)と言う場合、それは、物を強調したり、複雑な状況を明確にしたりするための、意識的な選択なんです。間違いではありませんが、デフォルトから外れた表現です。例えるなら、Apple Payを使わずに、わざわざクレジットカード情報を手入力するようなものです。機能はしますが、流れを中断させ、結果ではなく「取引そのもの」に意識を向けさせてしまいます。
英語では、このように「人」を「物」よりも先に置くことで、相手への配慮やコミュニケーションのスムーズさを表現する傾向があります。日本語の語順とは異なる、英語特有の感覚ですね。
この「黄金のルール」はこうです。人間関係のつながりが重要なら、「受け渡し」パターンを使いましょう。動詞の直後に「人」を置くんです。もし「物」が主役だったり、文が長すぎて分かりにくくなる場合は、to や for を使って情報を整理してください。これをマスターすれば、単語を翻訳するのではなく、「気持ち」を話せるようになりますよ。
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`She gave him her number.`
誰かに何かを手渡すこと | 彼女は彼に電話番号を教えました。
`I'll send you the link.`
誰かに何かを送ること | リンクを送りますね。
`He told me a secret.`
誰かに情報を伝えること | 彼は私に秘密を話しました。
`Show me the photo.`
誰かに何かを見せること | 写真を見せてください。
`My grandfather taught me chess.`
誰かに知識を与えること | 祖父が私にチェスを教えてくれました。
`Can you lend me five dollars?`
誰かに何かを一時的に貸すこと | 5ドル貸してくれませんか?
`Could you pass her the sugar?`
誰かに何かを手渡すこと | 彼女に砂糖を取ってあげられますか?
`He wrote her a love letter.`
誰かのためにメッセージを作成すること | 彼は彼女にラブレターを書きました。
`The company offered him the job.`
誰かに何かを受け入れるよう提示すること | その会社は彼に仕事をオファーしました。
`I bought my sister a gift.`
誰かのために何かを買うこと | 私は妹にプレゼントを買いました。
`I'm making us dinner.`
誰かのために何かを作ること | 私たちに夕食を作っています。
`Can you get me a drink?`
誰かのために何かを取ってくること | 飲み物を取ってきてくれませんか?