友達のインスタストーリーをスワイプしていると、ぼやけた、適当なノートPCの画面が目に飛び込んできます。スプレッドシートが映っていて、キャプションには This project is driving me crazy(このプロジェクト、マジで頭おかしくなりそう) と書かれています。
一瞬でピンときますよね。プロジェクトが文字通り彼らをどこかに連れて行っているわけじゃありません。プロジェクト(主語)が彼ら(目的語)に作用して、彼らの状態が「頭がおかしくなりそう」(補語)になっている、ということです。
ほとんどの参考書は、これを「SVOC」と呼んで退屈な図を見せてきますが、全然わかってないんです。これは単なる図じゃありません。原因と結果を説明する、まさに「裏ワザ」。物事を「変化させる」ための文法なんです。
何かを取って、それを変える。あるいは、その新しい状態を宣言する。たったこれだけです。
構造はいつも同じです。誰かや何か(S)が動詞(V)を使って、名詞(O)を新しい状態(C)に変える。まるで変化を説明する小さなマシンのようなものですね。
The loud music keeps the neighbors awake.
大音量の音楽が近所の人たちを眠らせない。
We painted the room white.
私たちはその部屋を白く塗った。
I find his apology insincere.
彼の謝罪は誠意がないと思う。
She considers him a close friend.
彼女は彼を親しい友人だと思っている。
ディレクターズカット - 描写じゃなくて、あなたが「定義」する側になる
ここが超重要ポイントです。SVOCのパターンは、ただ受け身で観察する人のためのものじゃありません。これは「ディレクター」のためのもの。この文法を使うとき、あなたは力を持つ側、つまり変化を引き起こす側の立場に立っているんです。単に状況を報告しているんじゃなくて、その状況がなぜ、誰のせいでそうなったのか、その「新しい現実」の責任者を明確にしているんです。
違いを考えてみてください。He was angry(彼は怒っていた)は、単なる描写です。天気予報みたいなもの。でも、You made him angry(あなたが彼を怒らせた)は、告発です。責任の所在を明確にしている。彼の怒りの「ディレクター」はあなただ、と言っているんです。だからこの文型は、すごく直接的で、時に相手とぶつかるような感じがするんですね。これは「影響力」の文法なんです。主語を運転席に座らせて、目的語の新しい状態に対して責任を取らせる。
日本語では、直接的に「あなたが原因だ」と指摘する表現は、時にきつく聞こえることがあります。この文型が持つ「責任の明確化」というニュアンスは、英語圏でのコミュニケーションにおいて特に強力な武器となるでしょう。
黄金律を教えます。何が起こったかだけでなく、「誰がそれを起こしたのか」まで説明したいなら、この構造を使ってください。原因と結果を、たった一つの強力な文で直接結びつけます。行動とその結果を結ぶ、最短ルートなんです。
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Please keep the kitchen clean.
キッチンをきれいに保ってください。
I find this movie boring.
私はこの映画を退屈だと感じる。
We consider this a serious issue.
私たちはこれを深刻な問題だと考えている。
They call their group "The Innovators".
彼らは自分たちのグループを「イノベーターズ」と呼んでいる。
The parents named the baby Leo.
両親はその赤ちゃんをレオと名付けた。
He left the window open.
彼は窓を開けたままにした。
The constant notifications drive me crazy.
絶え間ない通知が私を狂わせる。
She painted her nails black.
彼女は爪を黒く塗った。
The people elected her president.
人々は彼女を大統領に選んだ。
The CEO appointed him manager.
CEOは彼をマネージャーに任命した。
The referee declared the match a draw.
審判は試合を引き分けと宣言した。