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canker

Last Updated: April 30, 2026Report an Error

/ˈkæŋkə/

潰瘍

canker」は、主に植物の病気や口内炎といった身体的な潰瘍を指す言葉です。また、比喩的には社会や精神を蝕むような悪や腐敗を表す際にも使われます。この単語には、徐々に広がり、深く食い込んでいくような「蝕む」ニュアンスが強く含まれているのが特徴です。

意味

名詞

植物の病気で、組織が徐々に腐敗していくもの。胴枯病(どうがれびょう)や潰瘍病などがある。

名詞

その病気によって引き起こされる、植物の壊死した組織の領域。

名詞

口内炎(こうないえん)や潰瘍(かいよう)、特に口腔内にできる痛みのある炎症。

名詞

精神や社会を徐々に蝕み、腐敗させる悪弊(あくへい)や根深い害悪。

例文

The rose bush was showing signs of canker, with dark, sunken spots on its stems.

そのバラの茂みには、茎に黒くくぼんだ斑点があり、胴枯病の兆候が見られた。

A canker sore in the mouth can be quite painful and make eating difficult.

口の中にできる口内炎はかなり痛く、食事を困難にすることがある。

Racism is a canker that continues to eat away at the fabric of society.

人種差別は、社会の基盤を蝕み続ける悪弊である。

文化的背景

英語圏では、「canker sore」という表現で口内炎を指すのが一般的です。これは一般的な病気であるため、多くの人が日常的に耳にする言葉です。また、比喩的な意味で「社会のcanker」のように使われる際には、単なる問題ではなく、深く根を下ろし、解決が難しいような「病弊」としてのニュアンスが込められていることが多いです。

関連語

リーディング

蝕む「canker」:言葉の奥に潜む「カニ」の影 「canker」という言葉を聞いて、皆さんは何を思い浮かべるでしょうか? 植物の病気や口内炎を指す医学的な意味のほかに、社会や精神を蝕む「悪弊」といった比喩的な意味合いもありますね。この言葉の持つニュアンスは、「徐々に進行し、深く食い込んでいく」という点にあるのです。 この「canker」の語源をたどると、非常に興味深い事実にたどり着きます。そのルーツは、なんとラテン語の「cancer」に行き着くのです。「cancer」とは、ご存じの通り「カニ」や「悪性腫瘍」を意味します。古代ギリシャ語の「karkinos」(カニ)も同源で、その昔、悪性腫瘍がカニのように手足を広げて周囲に広がる様子から、この言葉が当てはめられたと言われています。想像してみてください。病が身体を蝕んでいく様が、海底を横歩きするカニの姿に重ね合わせられたのですね。 中英語の時代に「canker」という形へと変化し、現代では植物の胴枯病や、私たちを悩ませる口内炎、さらには目に見えない社会の病巣を指す言葉として使われるようになりました。特に英語圏では「canker sore」という言い方で口内炎は非常によく知られています。誰もが一度は経験する口の痛み、それが「canker」なのですね。 比喩的な用法では、「racism is a canker in society」(人種差別は社会を蝕む病弊である)のように使われ、表面的な問題ではなく、深く根ざした解決困難な悪しき影響を表現する際に用いられます。単なる「問題」や「悪いこと」ではなく、内側から徐々に腐敗を進めていくような、より深刻なニュアンスが込められているのです。 このように「canker」という言葉は、私たちの目に見える具体的な病から、社会の奥深くに潜む抽象的な悪まで、幅広い「蝕み」を表現する力を持っています。言葉の裏に隠された「カニ」のイメージを知ると、この単語が持つ力強さや、警鐘を鳴らすような重みがより深く理解できるのではないでしょうか。次にもし「canker」という言葉に出会ったら、その「蝕む力」を感じてみてください。

語源

canker」は、ラテン語の「cancer」(カニ、または悪性腫瘍)に由来しています。古代ギリシャ語の「karkinos」(カニ)も同源とされており、その形や広がり方がカニの足に似ていることから、この言葉が使われるようになりました。中英語に入って「canker」という形になり、植物の病気や潰瘍、そして比喩的な意味へと派生していったのです。