stent
医療現場で用いられる stent は、狭くなった血管や管を物理的に押し広げて維持するための小さな網目状のチューブを指します。日本語でもそのままステントというカタカナ語として定着しており、主に心臓の冠動脈や、胆管、尿管などの開通性を確保するために使用されます。
臨床的な使用文脈
この単語は単体で名詞として使われるほか、動詞的な表現としてステントを留置するという形で頻繁に登場します。英語では place a stent や insert a stent と表現されます。単に入れるという動作だけでなく、適切な位置に固定して機能を果たさせるという医学的なニュアンスが含まれています。
正しい表現: The surgeon placed a stent in the artery.(外科医は動脈にステントを留置した。)
混同しやすい概念との違いstent は物理的な構造物による支持を目的としていますが、balloon(バルーン)を用いた拡張術(血管形成術)とは異なります。バルーンは一時的に広げるための道具であり、stent は広げた状態を維持するためにそこに残されるデバイスであるという点に注意してください。また、文脈によっては一時的に留置して後で抜去するものと、永久的に留置するものがありますが、どちらの場合も stent と呼ばれます。
意味
例文
This is a stent.
これはステントだ。
The cardiologist recommended a drug-eluting stent for the blockage.
循環器内科医は、閉塞部位に薬剤溶出性ステントを推奨した。
Failure to stent the artery could lead to myocardial infarction.
動脈にステントを留置しなかった場合、心筋梗塞につながる可能性がある。