toward
towardは、物理的な移動方向だけでなく、時間的な接近や、心理的な態度、目的などの抽象的な方向性を示す際に幅広く使われる前置詞です。日本語では文脈に応じて〜の方へ 〜に対する 〜のためになどと訳し分けられます。
方向性と態度のニュアンス
物理的な移動を表す場合、toが目的地への到達に重点を置くのに対し、towardはその方向に向かっていること自体に重点を置きます。つまり、必ずしも目的地に到達することを前提としていません。
また、人に対する感情や態度を表す際にも非常に重要です。例えば、誰かに対する親切心や敵意を示す場合に用いられます。
❌ He was kind to me. (彼は私に親切だった。=結果として親切な行為があった)
✅ His attitude toward me was kind. (私に対する彼の態度は親切だった。=向き合っている方向性や姿勢が親切であった)
時間と目的の表現
時間的な文脈では、ある特定の時点に近づいている状態を表します。また、お金や努力を特定の目的のために充てるという、目標に向けた方向性を示す際にも使われます。
時間的な接近: It grew colder toward the end of the day. (一日の終わりに近づいた頃に寒くなった。)
目的への充当: I am saving money toward a new car. (新しい車のために貯金している。)
綴りのバリエーションtowardとtowards(末尾にsが付く形)がありますが、意味に違いはありません。一般的にtowardはアメリカ英語で好まれ、towardsはイギリス英語でより一般的であるとされています。どちらを使用しても間違いではありませんが、一つの文書内では統一して使うことが推奨されます。
意味
ある方向に向かって
He walked toward the exit.
彼は出口の方へ歩いた。
人や物事に関連して、またはそれに関して
Her attitude toward the new boss is cold.
新しい上司に対する彼女の態度は冷ややかだ。
ある目標を達成する意図を持って
The funds will go toward a new building.
その資金は新しい建物のために充てられる。
特定の時間に近づいた状態で
It started to rain toward the end of the day.
一日の終わりに近づいた頃に雨が降り始めた。