sonority
sonority は、単に音が大きいことではなく、音が深く、豊かで、心地よく響き渡る性質を指します。音楽や歌唱の文脈では、声や楽器が持つ響きの豊かさや音色の深みを表現する際に使われます。例えば、オペラ歌手の声がホール全体に豊かに広がっている状態などは、まさにこの sonority が高い状態と言えます。
似た意味を持つ resonance と比較すると、resonance は物理的な共鳴や反響という現象に重点が置かれるのに対し、sonority はその結果として得られる音色の豊かさという聴覚的な質や美しさに重点が置かれます。
音声学における専門的な定義
言語学や音声学の分野では、sonority はソノリティという専門用語として扱われます。これは、声道がどれだけ開いており、気流がどれだけスムーズに流れているかという指標を指します。一般的に、母音は sonority が高く、破裂音などの子音は sonority が低いとされます。
日本語でソノリティという言葉を耳にする場合は、ほとんどがこの音声学的な文脈であるため、音楽的な響きの豊かさという意味で使いたい場合は、文脈に応じて豊かな響きや音色の深みと訳し分ける必要があります。
使い分けの例
音楽的な文脈: The sonority of the cello(チェロの豊かな響き)
音声学的な文脈: The sonority hierarchy(ソノリティ階層)
意味
共鳴していること、または深く豊かで豊かな音を持つ性質
The singer was praised for the natural sonority of her voice.
その歌手は、声の自然な響きの豊かさで称賛された。
音声学において、比較的開いた声道と連続的な気流によって生成される音声の特性
Vowels possess a high degree of sonority compared to stop consonants.
母音は、閉鎖子音に比べて高い程度のソノリティを持っている。