cooperative
cooperative は、文脈によって人の態度を指す場合と、組織の形態を指す場合の二つの大きく異なる意味を持ちます。日本語ではどちらも協力的や協同という言葉で表現されますが、英語ではその役割が明確に分かれています。
対人関係におけるニュアンス
人の性格や態度について使う場合、単に親切であることではなく、相手の要望に応じたり、共通の目的のために積極的に協力したりする姿勢を指します。特に、警察の捜査や医師の診察、あるいはチームプロジェクトなどで、相手が指示に従い、スムーズに物事が進むように振る舞う様子を表現する際によく使われます。
❌ He is very kind. (彼はとても親切だ:性格的な優しさを強調)
✅ He was very cooperative during the interview. (彼は面接の間、非常に協力的だった:指示に従い、必要な情報を快く提供したことを強調)
組織としての意味と注意点
名詞として使われる場合、cooperative は協同組合という特定の組織形態を指します。これは、個々のメンバーが共同で出資・運営し、相互に利益を得る仕組みのことです。日本語のコープというカタカナ語は、まさにこの cooperative の略称から来ています。
また、形容詞として組織の性質を表す場合は、cooperative だけでなく collaborative という言葉も使われます。cooperative が互いに助け合う、調和を保つというニュアンスが強いのに対し、collaborative は共同で何かを作り上げる、知恵を出し合うという創造的な協力関係に重点が置かれます。
文法的な注意点
形容詞として使う場合は、人の性質や状態を説明するため、通常は be 動詞と共に用いられます。名詞として協同組合を指す場合は可算名詞であるため、単数形では a cooperative となり、複数形では cooperatives となります。
Countable when referring to a specific business entity like a credit union or a food co-op. Uncountable when referring to the general principle of working together in a spirit of cooperation.
意味
共通の目標を達成するために、他者を助けたり共に取り組んだりすることを厭わない様子
The witness was surprisingly cooperative during the interrogation.
その証人は、尋問中に驚くほど協力的だった。
構成員が共同で所有し運営し、利益や恩恵を分かち合う組織
They joined a local farming cooperative to get better prices for their crops.
彼らは農作物をより良い価格で販売するため、地元の農業協同組合に加入した。