あなたのToDoリストは悪夢そのものですよね。
"Finalize project report."(プロジェクトレポートを完成させる)
"Schedule dentist appointment."(歯医者の予約を取る)
"Figure out what to do with my life."(自分の人生どうするか見つける)
それぞれのタスクが、違う具体的な行動を求めてきます。英語の教科書が言うのは、「これをこなすには膨大な語彙が必要だ」という神話です。accomplish、organize、determine、resolve なんて言葉を覚えなきゃいけないって。
これは嘘です。遅くて、学術的な学び方でしかありません。
本当は、ネイティブスピーカーはたった15個くらいの「マスター動詞」で、人生の8割を乗り切っています。これらは単なる言葉じゃありません。言語のOSなんです。
暗記なんて忘れましょう。今からOSをインストールします。
動詞はシステムである
get のような動詞を考えてみてください。辞書には何十もの意味が載っていますよね。でも、そんなの役に立ちません。
get の本当の意味は「システム」なんです。それは、状態を変化させること、たいていは自分の所有や支配下に置くことです。現実世界における「受け取る」ボタンみたいなものです。ただ荷物を get するだけじゃなくて、get tired(疲れる)、get an idea(アイデアが浮かぶ)、get confused(混乱する)、get someone to help you(誰かに手伝ってもらう)といった使い方もするんです。
動詞は行動そのものじゃありません。行動を動かす「エンジン」なんです。
I need to get some coffee before this meeting.
この会議の前にコーヒーを調達しないと。
He doesn't get the joke.
彼はそのジョークが理解できていない。
レゴブロックメソッド
ほとんどの学習者は、あらゆる状況で完璧で洗練された動詞を一つ見つけようとします。これは、何かを作るたびに、ユニークな既成の彫刻を買おうとするようなものです。
ネイティブスピーカーは真逆です。put、run、make、take のような、ごくシンプルなレゴブロックをいくつか使って、そこに小さな言葉(前置詞)をパチッとくっつけて機能を変化させます。
procrastinate なんていう凝った動詞を覚える必要はありません。みんな put off(先延ばしにする)って言うだけです。encounter なんていりません。run into(偶然出会う)を使えばいいんです。これこそが裏ワザです。
I keep putting off that difficult conversation.
あの難しい会話をずっと先延ばしにしているんです。
「先延ばしにする」という行動自体は日本語でもよくありますが、英語の `put off` は、単に遅らせるだけでなく、その行動に伴う「気が重い」「避けたい」といった心理的なニュアンスを強く含んでいます。
I ran into my ex at the grocery store.
スーパーで元カレ(元カノ)にばったり会っちゃったんです。
日本語でも「ばったり会う」という表現はありますが、`run into` は特に、避けたい相手や予期せぬ出会い、ちょっとしたハプニング感を伴うニュアンスが強いです。
英語の物理法則
ここからが本題です。この15の動詞は、意味そのものじゃありません。人生の「物理法則」なんです。
人々と世界の間で、エネルギー、情報、そしてモノがどう流れるかを説明しています。
get / take / give : これは「所有」の物理法則です。何かがあなたに向かってくるのか、あなたから離れていくのか、それともあなたから誰かへと移るのか?
go / come / run : これは「移動」の物理法則です。ある基準点から離れていくのか、それに向かっていくのか、あるいは特定のエネルギーを持って動くのか?
put / make / do : これは「創造と行動」の物理法則です。何かを置くのか、新しい何かを生み出すのか、それとも一般的な行動をするのか?
これらの動詞を見たら、その言葉を翻訳しようとするのをやめてください。代わりにこう問いかけてみましょう。「何が、どこへ動いているのか?」と。
この意識の変化こそが、英語を「話す」のと英語で「考える」のとの違いなんです。
あなたの新しい黄金ルールはこれです。語彙を集めるのをやめましょう。流れを理解し始めるんです。これらのコア動詞が持つ「方向性のエネルギー」を感じ取れるようになれば、辞書なんていりません。あなたは地図を手に入れたも同然です。
関連語彙の完全なリストを見る
`Let's get dinner tonight.`[TRANS]
今夜、夕食を調達しましょう。
`She put her phone on silent.`[TRANS]
彼女は携帯電話をマナーモードにした。
`I'll take the first train.`[TRANS]
私は始発の電車に乗ります。
`Can you give me a hand?`[TRANS]
手伝ってくれませんか?
`He decided to go home early.`[TRANS]
彼は早く家に帰ることにした。
`Are you coming to the party?`[TRANS]
パーティーに来ますか?
`She runs her own online store.`[TRANS]
彼女は自分のオンラインストアを経営しています。
`I'll make a new playlist for the trip.`[TRANS]
旅行用に新しいプレイリストを作ります。
`What did you do this weekend?`[TRANS]
この週末は何をしましたか?
`This is the best coffee I've ever had.`[TRANS]
これは今まで飲んだ中で最高のコーヒーです。
`I have too many tabs open.`[TRANS]
タブを開きすぎている。
`I see what you mean.`[TRANS]
言いたいことは分かります。
`He didn't say where he was going.`[TRANS]
彼はどこへ行くのか言わなかった。
`I don't know the password.`[TRANS]
パスワードを知りません。
`I think we should leave soon.`[TRANS]
もうすぐ出発すべきだと思います。