スマホを見つめて、写真を加工しているあなた。キャプションを5回書いては消して、を繰り返した。本当の問題はキャプションじゃなくて、その行為そのもの。「Posting this feels weird(これを投稿するのはなんか変だな)」って思う。でも、「not posting it also feels weird(投稿しないのも変な感じ)」って。
何が起きてるか、気づきましたか?
「posting(投稿すること)」とか「not posting(投稿しないこと)」といった動詞、つまり「行動」が、あなたの頭の中で主役になってるんです。それらは単に「する」ことじゃなくて、「感じる」対象になってる。
これ、間違いじゃないんです。むしろ、英語というOSの「設計思想」なんです。
「行動」を「モノ」として扱うシステム
英語には、どんな行動でも「しっかりしたモノ」としてパッケージ化して、それについて話せるようにする「裏ワザ」があります。一番簡単なのは、動詞に「-ing」をつけること。
例えば、「run(走る)」という動詞は、「running(走ること、ランニング)」という活動になります。「decide(決める)」は、「deciding(決めること、決定)」というタスクに変わる。
流れるような「行動」が「名詞」に、つまりもっと複雑な思考を組み立てるための「モジュール」に変わるんです。
Traveling is the only thing I spend money on.
旅行だけがお金をかける唯一のことです。
I really enjoy just staying home on a Friday night.
金曜の夜は家で過ごすのが本当に好きです。
雰囲気のシフト : -ingとto、この微妙な違い
さあ、ここからがみんながよくつまづくポイントです。
じゃあ、「to travel(旅行するために)」とか「to stay home(家にいるために)」はどうでしょう?同じように見えて、実は「雰囲気」が全然違うんです。
「-ing」を使うときは、たいてい「現実の、個人的な経験」としての行動について話しています。記憶、習慣、一般的な好みなど、地に足のついた感覚があるんです。
一方、「to + 動詞」は、もっと抽象的だったり、仮定の話だったりすることが多いです。可能性、目標、あるいは単一の具体的な意図を指します。行動そのものの「感覚」というよりは、その行動の「目的」に焦点が当たっているんです。
この違いは本当に小さいけれど、英語の感情的なニュアンスが宿る場所なんです。
I stopped smoking last year.
去年、タバコを吸うのをやめました。
I stopped to smoke on my way to the station.
駅に行く途中でタバコを吸うために立ち止まりました。
行動の「やりくり」術
自分の脳をプロジェクトマネージャーだと想像してみてください。
あなたは常に何十もの「行動チケット」をやりくりしています。例えば、「doing laundry(洗濯すること)」、「calling your parents(両親に電話すること)」、「finishing that project(あのプロジェクトを終わらせること)」、「planning a trip(旅行の計画を立てること)」などです。
英語の「-ing」形は、これらのチケットをまるで「モノ」であるかのように管理することを可能にします。
「avoid doing laundry(洗濯を避ける)」ことができます。「look forward to planning a trip(旅行の計画を楽しみにする)」こともできます。「regret not calling your parents(両親に電話しなかったことを後悔する)」ことだってできる。
単に「行動する」だけでなく、その行動そのものについて整理したり、優先順位をつけたり、感情を抱いたりしているんです。
これこそが、現代の「自分との対話」や「セラピーで使われる言葉」の「ソースコード」なんです。「Setting boundaries is hard.(境界線を設定するのは難しい)」、「Learning to be alone was important.(一人でいることを学ぶのは重要だった)」、「Communicating clearly is my goal.(明確にコミュニケーションを取ることが私の目標だ)」。複雑な感情プロセスを、この「-ing」を使った小ぎれいなフレーズにパッケージ化する。それによって、まるで客観的に「モノ」を観察するかのように、自分の行動を距離を置いて分析できるわけです。
この「自分との対話」や「セラピーで使われる言葉」は、欧米でよく見られる思考法です。自分の感情や行動を客観視する際に、この`-ing`形が非常に役立つんですね。
黄金ルール : ある行動を「現実の経験」「習慣」「活動のカテゴリ」として話すときは、まず「-ing」を選びましょう。未来の目標、具体的な目的、あるいは潜在的な計画について話すときは、「to + 動詞」を使うといいですよ。
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This isn't a complete list, but mastering the verbs below will solve 80% of your confusion. These common verbs are almost always followed by an -ing action.
I `enjoy` walking in the rain.
私は雨の中を散歩するのが好きです。
He `avoids` making eye contact.
彼はアイコンタクトを避けます。
Have you `finished` cleaning your room?
部屋の掃除は終わりましたか?
She `keeps` forgetting my name.
彼女は私の名前を忘れ続けています。
I don't `mind` waiting.
待つのは構いません。
I `miss` talking to my old friends.
昔の友達と話すのが恋しいです。
You need to `practice` listening.
リスニングの練習が必要です。
He `quit` smoking a year ago.
彼は1年前に喫煙をやめました。
She `suggested` getting pizza tonight.
彼女は今夜ピザを食べることを提案しました。
I'm `looking forward to` seeing you.
あなたに会えるのを楽しみにしています。