ルームメイトが玉ねぎ1個とインスタント麺を持って、遠い目をして帰ってきたとします。未来を予知する能力がなくても、次に何が起こるかはすぐにわかりますよね。
参考書なんかでは、「will と be going to はだいたい同じ」って教えられがちです。次に起こることを話すときに、どっちを使っても大差ない、みたいな。
でも、それは間違いです。
Be going to は、未来を「予測」するためのものじゃありません。むしろ「現在の状況を報告する」ための表現なんです。未来に繋がるハッキリとした「兆候」が今、目の前にあるときに使う。もう、そのための種は蒔かれている状態です。
カウンターに材料が置いてある。もう未来は動き出している、って感じですね。
He's going to make instant noodles for dinner again.
彼、また夕食にインスタント麺を作るつもりでしょう。
Look at those dark clouds. It's definitely going to rain.
あの暗い雲を見てください。絶対に雨が降りますよ。
I'm going to block his number. I've had enough.
彼の番号をブロックするつもりです。もう我慢の限界です。
We're going to take a real vacation this year, no emails.
今年は、メールなしで本物の休暇を取るつもりです。
日本では仕事のメールを完全に遮断して休暇を取るのが難しいと感じる人も多いので、この表現は「絶対にそうする」という強い決意が伝わってきますね。
矢はすでに放たれた
will は、メニューを指差して I'll have the pizza(ピザにします)と言うみたいに、その場でパッと決める、衝動的な選択だと考えてみてください。でも be going to は、レストランに座るずっと前から、もうその決定が下されていた、という意味なんです。一日中そのピザのことばかり考えていた、みたいな。決定のプロセスは過去にあり、結果だけが未来にある、というイメージです。
だから be going to は、ずっと重みがあって、ずっと確実な感じがするんです。過去の原因と未来の結果を結びつける。まるで、物語はもう書かれていて、私たちはただ最後のシーンが展開されるのを見ているだけ、と聞き手に伝えているようなものです。「この映画、悲しいかも」と思うのと、友達がティッシュに手を伸ばすのを見て「ああ、彼女、泣くつもりだ」とわかるのとの違いですね。
究極のルールはこれです。be going to は、未来を「推測」するために使うんじゃない。未来の兆候が今、目の前にはっきりと見えているときに使うんです。空の暗い雲であれ、誰かの心の中にある固い決意であれ、その原因はすでにここにあるんですから。