persona
/pə(ɹ)ˈsəʊnə/
ペルソナ
人格、ペルソナ「ペルソナ」は、人が社会で見せる「役割としての顔」や「表向きの人格」を指す言葉です。特に、ビジネスやマーケティングの分野で、特定の相手に合わせた振る舞いや表現を指す際によく使われます。個人の本質的な性格と、状況に応じて使い分ける外的な表現との違いを明確にする際に役立つ、非常に現代的な概念を含んでいます。
意味
個人が社会で見せる表向きの顔や、特定の状況下で演じる役割
俳優が演じる役柄や、物語における登場人物
例文
Her public persona as a tough businesswoman often overshadowed her warm, private self.
彼女の、やり手ビジネスウーマンとしての公的なペルソナは、しばしば彼女の温かいプライベートな一面を霞ませていた。
Companies meticulously craft their brand persona to connect with their target audience.
企業は、ターゲット層とつながるために、自社のブランドペルソナを綿密に作り上げる。
On social media, many people adopt a carefully curated online persona that may not fully reflect their real life.
ソーシャルメディアでは、多くの人が実際の生活を完全に反映しているとは限らない、慎重に作り込まれたオンラインペルソナをまとう。
よくある誤用
ペルソナを「単なる性格」や「その人の本当の姿ではない嘘の姿」と誤解されることがあります。しかし、ペルソナはあくまで「特定の状況や役割に応じて見せる自己」であり、本質的な性格とは別の、意図的に構築された「側面」を指すことが多いです。例えば、営業職の人が顧客の前で見せるプロフェッショナルな姿はペルソナであり、それはその人の誠実さを損なうものではありません。
関連語
リーディング
「ペルソナ」とは何か?仮面をまとった私たちの多面性 私たちが日々を生きる中で、様々な「顔」を使い分けていることに気づいていますか?家族の前、友人の前、職場の同僚や上司の前、そして見知らぬ人との間でも、私たちは意識的・無意識的に振る舞いを変えていますよね。そんな「状況に応じて見せる自己」を指すのが、今回ご紹介する「ペルソナ」という言葉です。 この言葉の語源は、古代ローマ演劇で俳優がつけていた「仮面」を意味するラテン語「persona」にあります。舞台で役柄を演じるために装着された仮面は、やがてその「役柄」そのもの、ひいては「人が社会で見せる表向きの顔」を意味するようになりました。心理学者カール・グスタフ・ユングは、個人の意識と無意識のバランスの中で、社会に適応するために形成される「外的な自己」を「ペルソナ」と定義し、その概念を深めました。 現代では、特にビジネスの世界で「ペルソナ」という言葉が頻繁に使われます。例えば、マーケティング分野では「顧客ペルソナ」として、自社の商品やサービスを利用する理想的な顧客像を詳細に設定します。これは、ターゲットとなる顧客がどのような人物で、どんなニーズや課題を抱えているのかを具体的にイメージし、より効果的な戦略を立てるために不可欠な作業ですね。ウェブサイトのユーザーエクスペリエンス(UX)設計においても、「ユーザーペルソナ」の作成は中心的な役割を果たします。 また、ソーシャルメディアが普及した現代社会では、誰もが意図的に「オンラインペルソナ」を構築しています。現実の自分とは少し違う、理想的な自己像や、特定のコミュニティでの役割を演じることもあります。これは、必ずしも「嘘をついている」ということではありません。むしろ、異なる状況や関係性の中で、自分が最も適切だと考える側面を表現しようとする、人間らしい営みだと言えるでしょう。ペルソナは、私たちが社会と関わり、円滑な人間関係を築くための、しなやかで不可欠なツールなのです。
語源
「persona」は、ラテン語の「persona」に由来し、もともとは古代ローマの演劇で俳優が使う「仮面」を意味した。この仮面が、舞台上の「役柄」や「登場人物」を表すようになり、さらには一般的な意味での「人前での振る舞い」や「社会的な役割」へと意味が広がったのだ。心理学者のカール・ユングもこの概念を取り入れ、集合的無意識の理論の中で個人の「外的な顔」として定義した。