culture
/ˈkʌlt͡ʃə/
カルチャー
文化、培養「culture」は、特定の社会や集団が共有する習慣、芸術、価値観、生活様式を指す名詞として最も一般的です。また、細菌などを「培養する」といった動詞の意味もあり、学術的な文脈でも使われます。「異文化理解 (cultural understanding)」や「企業文化 (corporate culture)」など、様々な複合語としても頻繁に登場することが特徴です。
意味
特定の社会や国民に特徴的な芸術、習慣、ライフスタイル、背景、行動様式のこと
ある人々の生活様式を構成する信念、価値観、行動、物質的な対象のこと
特に細菌などを、成長に適した環境で維持・育成すること
(知識や関心などを)育む、高めること
例文
Japanese pop culture, like anime and manga, has gained immense popularity worldwide.
アニメや漫画のような日本のポップカルチャーは、世界中で絶大な人気を博している。
The company fosters a culture of innovation and collaboration among its employees.
その会社は、従業員の間でイノベーションと協調の文化を育んでいる。
Scientists successfully cultured a new strain of bacteria for further study.
科学者たちは、さらなる研究のために新しい細菌株の培養に成功した。
よくある誤用
「culture」と「tradition(伝統)」を混同する人が多いです。「tradition」は歴史的に受け継がれてきた特定の慣習に焦点を当てるのに対し、「culture」はより広く、現在そのコミュニティで共有されている信念、価値観、行動全般を指します。例えば「日本の伝統文化」は「Japanese traditional culture」で、すべての日本文化が伝統的とは限りません。
文化的背景
英語圏では「culture」は極めて肯定的で知的な響きを持つ言葉です。「cultured(洗練された、教養ある)」という形容詞も高く評価されます。一方、日本語の「文化」には学術的な響きが強いのに対し、英語の「culture」はより日常会話で頻繁に登場します。また「pop culture」「company culture」など、単語の前に修飾語が付くことで、きわめて多様な用法が可能な柔軟性も特徴です。
関連語
リーディング
「Culture」って何だろう?ラテン語の「耕す」から始まった言葉の旅 みなさんは「culture」という言葉をどんなときに使いますか?高尚な芸術作品を指すこともあれば、「pop culture」と言ってアニメやJ-POPを指すこともありますね。実はこの言葉、非常に奥深い歴史を持っているのです。 ラテン語の「colere」は元々「耕す」を意味していました。農民が土地を耕すように、人間の心や精神を「耕す」という比喩から、やがて「教育」や「教養」を意味するようになったのです。15世紀のヨーロッパでは、貴族や知識層が「cultured person(教養ある人)」と呼ばれました。そしていつしか、個人の教養を越えて、社会全体の習慣や価値観、芸術、信念の総体を指すようになりました。 現代では「culture」の範囲はさらに拡がっています。「company culture(企業文化)」「office culture(オフィス文化)」など、あらゆるコミュニティの共有価値観を説明するのに使われます。グローバル化により、異文化理解の重要性が高まった今、この言葉はますます私たちの日常会話に登場するようになっているのですね。 興味深いのは、英語話者にとって「culture」は非常にポジティブな言葉だという点です。「cultured」といえば知的で洗練された人のことを指します。日本語の「文化的」とは違い、より親しみやすく、日常的に使われる表現となっています。あなたの周りの「culture」を意識してみると、その社会についてより深く理解できるようになるかもしれませんね。
語源
ラテン語の「colere(耕す、育てる)」に由来します。中世には農業を意味していましたが、15世紀にはより抽象的な「心や精神を磨く」という意味へ進化しました。やがて個人の教養だけでなく、社会全体の習慣や価値観を指すようになり、18世紀には現在のような「文化」の意味で広く使われるようになったのです。「耕す」という農業的なイメージから、人間社会の精神を「耕す」という美しい比喩が生まれたわけですね。