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cultivar

Last Updated: April 30, 2026Report an Error

/ˈkʌltɪvɑːr/

品種

cultivarは、特定の特性を持つように人為的に育成された植物の「栽培品種」を指す専門用語です。自然界に存在する変種とは異なり、人間の手によって選抜・繁殖されたものがこれにあたります。農業や園芸の分野でよく使われ、新しい品種の開発や改良の文脈で登場することが多いです。

意味

名詞

特定の特性を持つように人為的に育成・選抜された植物の変種や交配種のこと。栽培品種。

例文

This new apple cultivar is resistant to common diseases, making it a favorite among organic farmers.

この新しいリンゴの栽培品種は一般的な病気に強く、有機農家のお気に入りです。

Plant breeders are constantly developing new cultivars to improve crop yield and nutritional value.

植物育種家たちは、作物の収穫量と栄養価を向上させるため、常に新しい栽培品種を開発しています。

よくある誤用

「cultivar」と「variety」を同義語として使い分けずに混同する傾向があります。正確には、「cultivar」は人間による栽培・選別で生まれた品種を指し、「variety」はより広い意味で植物の変種全般を指します。例えば「This tomato is a cultivar called 'Roma'」と具体的な栽培品種を指す場合に使い、単に「This is a variety of tomato」と言うより限定的です。

文化的背景

英語圏の園芸文化では cultivar は非常に重要な概念で、種苗業者や園芸愛好家の間では品種名を「'名前'」のように引用符で括る慣例があります。日本では品種という訳語で対応していますが、英語では cultivar が学術的・商業的により正確で専門的なニュアンスを持っています。

関連語

リーディング

「栽培品種」と「野生種」の違いを知っていますか? リンゴ畑に並ぶ真っ赤なリンゴ、温室で育つトマト、庭に咲く色とりどりのバラ—私たちが日常的に見かける植物の多くは、実は人間の手によって慎重に選別・改良されたものなのです。この人為的に育成された特定の特性を持つ植物を指すのが「cultivar(栽培品種)」という言葉です。 cultivarという言葉が生まれたのは、植物学と園芸がより専門化する20世紀初頭のこと。「cultivated variety」を短縮したこの用語は、単なる「品種」という曖昧な概念ではなく、人間の意図と技術が明確に反映された植物を指すために考案されました。その語源をさかのぼれば、ラテン語の「cultus(耕す、育てる)」に至ります。つまり、cultivarは「人間が育てた」という歴史をその名に刻んでいるのですね。 たとえば、スーパーで見かける「ハニークリスプ」というリンゴは、単なるリンゴではなく特定のcultivarです。この品種は、複数のリンゴ品種を交配させ、甘さと食感という特定の特性を持つようになるまで何世代もかかって育成されました。同じようにトマトやブドウ、イネといった主要な食用植物のほぼすべてが、何らかのcultivarなのです。 興味深いことに、cultivarは単なる農業用語ではなく、知的財産保護の対象にもなります。新しいcultivarを開発した育種家には、特許に近い保護が与えられることもあり、勝手に栽培・販売することは認められません。つまり、このひとつの言葉には、科学的な分類、農業技術、そして経済的価値が全て含まれているのです。 身の回りの植物を見るとき、「これはどんなcultivarなんだろう」と考えてみると、人間と自然の営みの深さが感じられるのではないでしょうか。

語源

20世紀初頭に英語で造られた造語で、「cultivate(栽培する)」と「variety(品種)」を組み合わせたものです。ラテン語の「cultivatus」に由来する「cultivate」と、バラエティを意味する要素が融合し、人間が意図的に育成・選別した植物品種を指す専門用語として確立されました。園芸学や農学の発展に伴い、野生種とは異なる人工的な品種を分類するための重要な概念となっています。