randomness
randomnessは、何らかの意図や計画、あるいは予測可能な法則性が存在せず、完全に偶然に左右される状態を指します。日本語では文脈に応じて無作為性や乱数性と訳し分けられます。日常的な文脈では、単にでたらめであることや予測不能な様子を意味しますが、学術的な文脈ではより厳密な定義を持ちます。
文脈による意味の使い分け
無作為性: 社会調査や統計学において、特定の意図を持たずに抽出を行う際などに使われます。例えば、偏りのない標本を選ぶ際の無作為な抽出という概念に深く関わっています。
乱数性: コンピュータ科学や数学の分野で、数値が予測不可能な順序で現れる性質を指します。暗号技術やシミュレーションにおいて、このrandomnessの確保は極めて重要です。
類義語との概念的な違いrandomnessは、単なる混乱や無秩序を意味する chaos とは異なります。chaos が制御不能な崩壊や複雑な混乱状態を強調するのに対し、randomness は確率論的な観点から、個々の事象が独立して発生し、次の結果を予測できないという確率的な性質に焦点を当てています。
また、arbitrariness とも混同されやすいですが、arbitrariness は根拠のない恣意的な決定という人間的な意思や気まぐれが含まれるニュアンスが強い一方、randomness は物理的または数学的な偶然性を指します。
注意すべき表現
日本語でランダムにと言う場合、単に適当にという意味で使われることが多いですが、英語の randomness を用いた表現では、それが統計的な正当性を持つ無作為さなのか、単なる不注意による適当さなのかを明確に区別する必要があります。
❌ 根拠なく適当に選ぶこと(この場合は arbitrariness や haphazardness が適切です)
✅ 確率的に等しく選ばれる性質(これが randomness の本来の意味です)
意味
例文
コロケーション・複合語
sheer randomness
法則性が完全に欠けていること
宝くじの抽選の完全な無作為性のため、当選者を予測することは不可能だ。
perceived randomness
実際には法則があるとしても、一見して法則がないように見えること
人間は複雑な法則性を、見かけ上の無作為性と見間違えることが多い。
mathematical randomness
統計的な意味で数列が予測不可能である性質
暗号の安全性は、鍵の数学的な乱数性に依存している。
algorithmic randomness
偶然を模倣した計算機の手順によって生成される数列の性質
真の算法的な乱数性は、模擬ソフトウェアを開発する者にとって課題である。
ensure randomness
過程が予測不可能であることを確実にすること
配分者は、乱数性を確保するために山札を数回混ぜた。